この記事は「アロマテラピーの資格は必要か」について書いたものです。
アロマをお仕事にしたいけど資格はいるの?
アロマを趣味で学びたいだけなんだけど、資格の勉強はした方がいい?
アロマの資格にはそれなりにお金もかかりますし、勉強も大変そうですよね。
そもそもアロマテラピーって資格がないとやっていけないの?という疑問も起こりませんか。
結論から言うと、
・アロマテラピーは国家資格ではないので資格は必須ではありませんが、お仕事にするならぜひともおすすめします!
・お仕事にしないなら資格はなくてもいいけど、資格の勉強はしたほうがいい
というのがわたしの考えです。
お仕事にしたい場合、アロマテラピーは国家資格ではないので資格を持ってなくても誰でも仕事にできてしまいます。
しかし、お仕事にするのなら最低限知っておかなければならないことは当然あるので、それ相応のアロマの勉強は必要です。
お仕事にしない場合でもやはり資格取得の講座で勉強することをおすすめしますが、高額な講座が必要かと言うとそうではありません。
資格取得にはいくつかの方法があり、それぞれメリット、デメリットがあります。
アロマテラピーの主な勉強法
- アロマテラピー協会の認定校(通学制)のスクールに通う
- 通信講座
- 独学
なのでアロマテラピーを学ぶ目的に応じて
・資格を取得するのか、しないのか
・どんな資格の勉強をするのか
を選択すればいいのです。
この記事でわかること
アロマテラピーの資格が必要な理由
目的に応じたアロマテラピーの資格の選択法
やみくもに講座を受講するのではなく、目的に応じた選択をしていきましょう!
アロマテラピーの資格が必要な理由

アロマテラピーは国家資格でないにも関わらず、資格取得をおすすめする理由は
アロマテラピーの正しい知識を体系的に得ることができる
資格取得のために勉強することで知識が身に付く
という点です。
通学制、通信講座、独学でまた違ってきますが、全体的に言える理由はこれです。
一つずつ見ていきましょう。
アロマテラピーの正しい知識を体系的に得ることができる
アロマテラピーの正しい知識を全体的に把握することはかなり重要です。
ネットでアロマについて検索する時って、自分の知りたいことだけ検索しませんか?
例えば
「ペパーミント精油を肌につけるとひんやりする」と何かで聞いたから、その情報を詳しく知りたい
ので、その使い方を検索したとします。
そして「ペパーミント精油とジェル基材を混ぜて肌に塗る」方法を見つけたとしますね。
あなたは、その記事に書いてある
ペパーミント精油とジェル基材を混ぜて肌に塗る方法
という部分だけ知ることが出来たら満足して、他の部分は読まなかったりしませんか?
実はペパーミント精油は、禁忌というものがあり、場合によっては注意が必要な精油です。
ペパーミント精油を肌に塗って使うには、禁忌のことも知っておかなければいけないのですが、ネット情報だけではそのことについて知る機会がなかったりします。
しかしアロマの資格のカリキュラムを順番に学ぶことで、注意が必要な精油についての知識も得ることができます。
アロマテラピーを部分的ではなく体系的に学ぶことができ、正しい知識でより幅広くアロマテラピーを使えるようになる、ということはとっても大切なポイントです。
資格取得のために勉強することで知識が身に付く
同じ講座を受けるとしたら、試験を受けるのと受けないのとでは、どちらが知識が身に付くでしょうか。
明らかに試験を受ける方が知識が身に付くと思います
試験料を支払っているので受かりたいですもんね笑
試験のために勉強することによって、アロマテラピーの知識がしっかりと身に付くということも、資格取得をおすすめする理由の一つです。
アロマテラピーを学ぶ目的によって資格を選ぼう

アロマテラピーを学ぶ理由は人それぞれです。
アロマテラピーを学んでみたいと思う場合、次のような目的の方がほとんどだと思います。
アロマテラピー協会の認定校の講師をしたい(開校したい)
アロマクラフト教室や習い事の講師をしたい
今の仕事に役立てたい
自分や家族のホームケアに役立てたい
どういうものか軽く学んでみたい
この目的によって、どのような資格の勉強をすればいいのか全然違ってきます。
目的は大きく2つに分けられます。
アロマテラピーをお仕事にする
アロマテラピーを自分や家族に役立てるだけ
要するに仕事にするかしないかってことですね。
では詳しく見ていきましょう。
アロマテラピーをお仕事にしたい
ここで言う「アロマテラピーをお仕事にする」とは
アロマテラピー協会の認定校の講師をしたい(開校したい)
アロマクラフト教室や習い事の講師をしたい
今の仕事に役立てたい
などがあります。
(※アロマセラピストは説明がごちゃごちゃになるので、ここでは省きます。)
冒頭でも言いましたが、アロマテラピーの資格は国家資格ではありません。
なので、資格を取らなくても誰でもお仕事に出来てしまいます。
しかし、アロマテラピーをお仕事にしたいと思っている方は、必ず資格を取った方がいいというのが私の考えです。
資格を取った方がいいと考える理由は
アロマテラピーを人に教えるということは、責任が伴うから
です。
認定校の講師であっても、趣味の延長上でのイベント出店であっても、人に教えるということはそれなりの責任が伴います。
それを、本やネット情報だけの知識の寄せ集めでお仕事にするのは、私は人様に対して「誠実でない」と感じます。
なのでお仕事にするのであれば、資格取得は必要だと考えています。
ただ「お仕事にする」と言ってもさまざまパターンがありますね。
- 協会の認定校としてスクールを開校したい
- アロマクラフト教室や習い事の講師をしたい
- 今の仕事に役立てたい
どのレベルのお仕事を目指しているのかによって、資格の種類や難易度も変わってきます。
アロマテラピーの協会の認定校として開校する
アロマスクールを開校するための王道は、アロマテラピー協会の認定校を開校することです。
協会に属さなくてもスクールを開校することはできますが、協会に属していた方がカリキュラムが決まっているので安心です。
アロマ協会の認定校を開校したい場合は、必ずそれぞれのアロマテラピー協会のスクールに通います。
その後インストラクターまで取得する必要があります。
認定校開校への道のり(例)
アロマテラピー協会のアドバイザークラスのコースを受講
(協会によって呼び方は違います)
↓
試験を受けて合格
↓
インストラクターコースを受講
↓
試験を受けて合格
↓
認定校として登録・開校
まずは「アロマテラピーを生活に活かす」ための「アドバイザー」クラスを取得。
その後、「人に指導する」ための「インストラクター」の資格を取得。
合計2講座を受講することになります。(協会によってばらつきがありますが)
なのでデメリットとして
2つの講座・試験を受けるので費用がかかる
ということがあげられます。
しかし協会認定のスクールのメリットは
アロマの協会の肩書があるので周りからの信用が得やすい
カリキュラムが決まっている
ということがあります。
インストラクターはアロマの学びの中でも難易度が高いです。
なので必ずしもスクールを開校しなくても、周りからは「高いレベルのアロマの知識がある人」という認識を持ってもらえます。
アロマ協会の「インストラクター」を取得するアロマテラピー協会の特色とスクールを選ぶポイント
アロマクラフト教室や習い事の講師をしたい
本格的なアロマスクールでなくても、このようなお仕事の仕方もあります。
自宅や出張講座でアロマクラフト作りの教室をする
イベントやマルシェでアロマクラフト体験のお店を出店する
アロマテラピー協会の認定校よりも気軽な感じですね。
この場合におすすめな講座はこのようなものがあります。
アロマクラフト教室や習い事の講師をしたい
- アロマテラピー協会のスクールの「アドバイザー」レベルの資格を取得
または
- 通信講座で学び、資格を取得
一番のおすすめはアロマテラピー協会の認定校に通うことです。
でもアロマテラピー協会の認定校をするわけではないので、インストラクターまで取る必要はありません。
(もちろんもっと知識を深めたい方はぜひ取ってください!!)
また、通信講座もおすすめです。
その場合、開業についてのカリキュラムがある講座をおすすめします。
通信教育にもそれぞれメリット・デメリットがあります。
通信教育で受講
デメリット…一人で勉強するので挫折しやすい
メリット…費用を安く抑えられる、自分のペースで勉強できる
通信教育は費用も安く、通学制のスクールに通う時間のない方にはおすすめです。
自分のタイプに合わせて、楽に続けられる方を選ばれてくださいね^^
- アロマ協会のスクールの「アドバイザー」レベルの資格を取得アロマテラピー協会の特色とスクールを選ぶポイント
または
- 通信教育で学び資格を取得 アロマテラピーを通信講座で学ぶ時のチェックポイント
今の仕事に役立てたい
今の仕事に役立てるというのもさまざまなパターンがあると思います。
雑貨屋さんのスタッフで、アロマを取り扱うので知識がほしい
介護や看護の現場で活かしたい
セラピストの仕事をしていてアロマの知識がほしい
などなど
アロマテラピーが主役の仕事にするのではなく、あくまで今のお仕事にプラスαする感じですね。
この場合は「独学」または「通信講座」がおすすめです。
もちろん、通学制のスクールに通うことに越したことはないけど、料金がちょっとお高いですからね。
そこが問題なければ通学制のスクールもおすすめです!
ちなみにここで言う「独学」は、AEAJのアロマテラピー検定を独学で取得するということです。
独学に関してはこちらに詳しく書いていますので参考にされてください。

- 通信教育で学び資格を取得 アロマテラピーを通信講座で学ぶ時のチェックポイント
または
- 独学で資格を取得軽ーくアロマの勉強をしてみたいなら!まずは独学でOK
または
- もちろん通学制のスクールもおすすめですアロマテラピー協会の特色とスクールを選ぶポイント
アロマテラピーをお仕事にしない
つまり「お仕事にするつもりがない」場合のことです。
この場合も、やはりちゃんと勉強はした方がいいので、何らかの資格取得の勉強をおすすめします。(資格は取る取らないは関係なく)
アロマテラピーを自分や家族に役立てたい
おすすめは先ほどの項の「今の仕事に役立てたい」と同じです。
ただ、例えばどこかしらのアロマの協会の資格を取得すれば、協会へ支払う年会費が発生します。
趣味でアロマを学びたい方は、そのあたりも考えておきましょう。
- 独学で資格の勉強をする軽ーくアロマの勉強をしてみたいなら!まずは独学でOK
または
- 通信教育で学ぶアロマテラピーを通信講座で学ぶ時のチェックポイント
または
- もちろん通学制のスクールもおすすめですアロマテラピー協会の特色とスクールを選ぶポイント
どういうものか軽く学んでみたい
アロマテラピーに少し関心があり、「どういうものか軽く学んでみたい」という方もいらっしゃると思います。
その場合は、始めから資格取得講座に申し込んでしまうと、後で「思ってたのと違った」ということになりかねません。
そこでおすすめが「とりあえずAEAJのアロマテラピー検定のテキストで勉強する」という方法です。
テキストは誰でも購入することが出来ますし、試験を受ける受けないも自由です。
このテキストで学んでみて、「もっと深く学びたい」と思った時に、アロマテラピーの講座を受講すればいいと思います。
こちらに詳しく書いていますので参考にされてください。

- 独学で資格の勉強をする軽ーくアロマの勉強をしてみたいなら!まずは独学でOK
自分に合った方法でアロマテラピーを学ぼう
アロマテラピーを「お仕事にする」「自分や家族に役立てる」
どちらの場合でも、アロマテラピーの資格の勉強をすることをおすすめします。
理由は
アロマテラピーの正しい知識を体系的に得ることができる
資格取得のために勉強することで知識が身に付く
という点です。
アロマテラピーの資格の勉強法は
- アロマテラピー協会の認定校(通学制)のスクールに通う
- 通信講座
- 独学
などがあります。
それぞれの目的に応じて資格の勉強法を選ぶことをおすすめします。
アロマテラピーの資格の勉強法のメリット、デメリットなどはそれぞれの記事で詳しく書いていますので参考にされてください。
通学制のスクールで学ぶ→ 通信教育で学ぶ→ 独学で学ぶ→あなたに合った方法や講座が見つかれば幸いです^^