この記事は「自分でロールオンアロマを作ってみたい」方向けに、ロールオンアロマの作り方、使い方、楽しみ方について書いたものです。
自分の好きな香りでロールオンアロマを作ってみたいなぁ
香りを楽しむだけでなく精油の作用を利用してみたい
コロコロお肌に塗れるいい香りのする「ロールオンアロマ」。
市販のものもいいけど、自分の好きな香りで作れたらもっと嬉しいですよね。
さらに香りを楽しむだけでなく精油の作用を利用することで、さまざまな場面で活用できます。
この記事でわかること
ロールオンアロマの作り方や使い方、活用の仕方
ロールオンアロマの作り方をマスターして、日々の生活に活用されてくださいね。
ロールオンアロマ作りに必要な材料や道具

まずはロールオンアロマ作りに必要な材料と道具をご紹介します。
ロールオンアロマの材料と道具
- 精油(エッセンシャルオイル)
- 植物油
- ロールオンボトル
- ビーカー(必要な方のみ)
では、一つずつ見ていきましょう。
精油(エッセンシャルオイル)

精油、またはエッセンシャルオイルと表記してあるものを選びます。
ロールオンアロマはお肌に付けるものなので、ある程度質のいい精油を選ぶことをおすすめします。
精油の選び方に迷ったらこちらの記事を参考にされてください↓

植物油(キャリアオイル)

化粧品用の植物油を使用します。
おすすめは酸化しにくいホホバオイル、ファーナスオイルです。
始めは容量の少ない植物油から購入した方が無難です。
ファーナスオイルは100mlからしかないようです。
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植物油(キャリアオイル)の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にされてください↓

ロールオンボトル
先にクルクル回るボールが付いていて、少しづつオイルが出るようになっています。
遮光性のものがよりおすすめですが、後に紹介するドライフラワーを入れる場合は透明の瓶がおすすめです。
基本のロールオンアロマの作り方

基本のロールオンアロマの作り方をご紹介します。
この作り方はなるべく洗い物を出さない作り方なので、材料を直接ボトルに入れています。
レシピは次の通りです。
ロールオンアロマのレシピ
- お好きな精油・エッセンシャルオイル…6~10滴
- 植物油…10ml
作り方はとってもかんたんです。材料をボトルに直接入れていくだけ。
ロールオンボトルに精油を合計6~10滴入れる
植物油をロールオンボトルの9分目くらいまで入れる
ボール部分を閉め、よく振って出来上がり
ロールオンボトルに精油を合計6~10滴入れる

直接ロールオンボトルにお好きな精油を合計6~10滴入れます。
初めての方はなるべく6滴から始めましょう。
植物油をロールオンボトルの9分目くらいまで入れる

ビーカーで10ml量ってもいいですが、ロールオンボトルが10ml用でない場合があるので、量らずに9分目くらいまで入れるといいです。
ボール部分を閉め、よく振って出来上がり

精油と植物油をよく混ぜて出来上がり。
試しに手首の内側にコロコロしてみましょう。
ドライフラワーやドライハーブを入れて塗るハーバリウムオイルに

基本のロールオンアロマにドライフラワーやドライハーブを入れたら、見た目も可愛い「塗るハーバリウムオイル」になります。
ワークショップでも大人気でした。
塗るハーバリウムオイルの材料や道具
塗るハーバリウムオイルの材料や道具は次のようなものがあります。
塗るハーバリウムオイルの材料や道具
- 植物油 5~8ml
- お好みの精油 4~6滴
- ドライフラワー・ハーブ 適宜
- 透明ロールオンボトル
- ビーカー
- ガラス棒(割りばしでもOK)
保存料や着色料の含まれていないものを使います。
塗るハーバリウムオイルに使うドライフラワーやドライハーブは、
理由は、ドライフラワーの成分がオイルに溶けだし、そのオイルを肌に塗るからです。
ポプリ用や観賞用のハーバリウムオイルのドライフラワーは保存料や着色料が含まれているものがほとんどです。
なので、それらを使うとオイルに保存料や着色料が溶けだす可能性があります。
そのような理由から塗るハーバリウムオイルには、
- 花の形そのままの状態のハーブティー
- 乾燥させただけの植物
を使っています。
塗るハーバリウムオイルにおススメのハーブティー(花の形そのままの状態のものを使用)
- ラベンダー
- ローズ
- ジャスミン
- カレンデュラ
- バタフライピー
- ブルーマロウ
- 千日紅
- ミモザ
など
ハーブティー専門店やメルカリで購入したりしています。
ブルーマロウとラベンダーはこちらからも購入できますハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」
塗るハーバリウムオイルの作り方
塗るハーバリウムオイルの作り方は以下の通りです。
ハーブをロールオンボトルに入れる
ビーカーにお好きな精油を4~6滴入れる
ビーカーに植物油を5~8ml加え、ガラス棒でよく混ぜる
ロールオンボトルにゆっくり注ぐ
ハーブをロールオンボトルに入れます。

ドライフラワーやハーブの量は、だいたい3~4つくらいです。
詰め込みすぎるとオイルが入らないし、見た目も可愛くなくなります。
ローズのつぼみが大きくて瓶の口に入らない時もあります。

その時は外側の花びらを取って小さくします。

こんな感じに詰められたらOKです

ビーカーにお好きな精油を合計4~6滴入れます。

ドライフラワーやハーブを入れるので、その分植物油の量が減り、精油の濃度が高くなります。
ですので精油の量はもうちょっと少なくしてもいいです。
植物油を5~8ml加え、ガラス棒でよく混ぜます

ドライフラワーの量によって植物油が5mlでいっぱいになる場合もあれば、まだまだ7,8分目の場合もあります。
始めは少なめにして、足りなかったら足しましょう。
ビーカーのオイルをロールオンボトルにゆっくり注ぎます。

ゆっくり注がないとあふれるので注意です。
ロール部分をしっかり閉めて出来上がり。

見た目もかわいいロールオンアロマの出来上がりです。
いろんな場面でロールオンアロマを使ってみよう

ロールオンアロマはいろいろな楽しみ方があります。
- 香油として香りを楽しむ
- ネイルオイル
- 頭痛や腹痛、生理痛などの痛みを和らげるオイル
- 肩こりや筋肉痛に塗るオイル
- 花粉症や風邪の時に
- ぐっすり眠りたい時に
香りを楽しむ香油やネイルオイルとして
ロールオンアロマを「香油」として香りを楽しむ目的で使う場合は、好きな香りをブレンドしましょう。
使い方は手首の内側に塗って香りを楽しみます。
ネイルオイルとしても使えます。
頭痛や腹痛、生理痛などに
頭痛、腹痛、生理痛などの痛みを和らげるレシピです。
ほかにも、吐き気や乗り物酔い、肩こりにも使えます。
香りはいい香りとは言えないですが、いろんなところに使えて便利です。
- 植物油…10ml
- ペパーミント…3滴
- バジル…3滴
塗る場所は
- 頭痛のある時…こめかみや痛む部分に
- 吐き気や乗り物酔い…みぞおち部分
- 生理痛や腹痛…お腹周り
- 肩こりや筋肉痛…痛む部分
です。
顔には絶対塗らないようにしましょう!!
肩こりや筋肉痛などに
肩こりや筋肉痛などの筋肉の痛みに使えるほか、痒み止めにも使えます。
- 植物油…10ml
- レモングラス…3~5滴
- ユーカリ・レモン…3~5滴
肩こりや筋肉痛の部分に塗ります。軽くマッサージしてもOK。
この香りをいい香りと感じる方は、ふつうに香油として手首に塗るのもいいですね。
顔には絶対塗らないようにしましょう!!ヒリヒリします。
花粉症のつらい症状や風邪の季節に
鼻詰まりがつらい時や、風邪の季節におすすめです。
- 植物油…10ml
- ユーカリ・ラディアタ…3滴
- ティートゥリー…3滴
小鼻の上にちょんちょんと塗ると鼻づまりがスーッと和らぎます。
敏感肌の方は精油の量を減らしてください。
マスクの外側にさっと塗って花粉によるつらい症状や風邪対策にも使えます。

ぐっすり眠りたい時に
なかなか寝付けない方は、誘眠作用のある精油を使ってみましょう。
- 植物油…10ml
- ラベンダー…4滴
- マンダリン…3滴
- ベルガモット…3滴
眠る前に首筋に塗ると香りを楽しみながら眠りにつくことができます。
香りは楽しめないけど、みぞおちや土踏まずに塗るのもおすすめです。
ベルガモット光毒性がありますが、夜寝る前に限定すれば普通のベルガモットで大丈夫です。
日中にも使いたい場合は、フロクマリンフリーのものを使いましょう→後ほど解説します
眠りやすくなる精油についてはこちらに詳しく書いています↓

ロールオンアロマの注意点や保管方法
ロールオンアロマは肌に付けるものなので、注意したいことがあります。
光毒性のある精油は日中は使わない
精油には光毒性のある精油があり、その精油は日中使わないようにします。
光毒性とは
精油を肌に付けて日光に当たると、シミになったりなどの皮膚トラブルを起こす作用のことです。
光毒性のある精油は次のようなものがあります。
- ベルガモット
- レモン
- グレープフルーツ
肌につけたら4,5時間は日光に当たらないようにしましょう。
ということは日中は使わない方が無難です。
夜用のロールオンアロマならOK
どうしても日中に使いたい場合は、フロクマリンフリーという、光毒性の原因となる物質を取り除いているものを使用しましょう。
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肌への刺激が強い精油に注意
香りを嗅ぐだけなら問題のない精油でも、肌につけるとなると刺激が強いものがあります。
今回は濃度は低いので、そこまで気にすることもないと思いますが、皮膚が弱い方は避けた方が無難です。
皮膚刺激が強い精油
- クローブ
- シナモン
- オレガノ
など
あまりポピュラーな精油でないので、使わないとは思いますが、一応。
あとペパーミントや柑橘系もけっこう刺激があるので、皮膚が弱い方はたくさんは使わない方がいいです。
顔には厳禁です!!
ロールオンアロマの保管の仕方や期限について
ロールオンアロマの保管の仕方や期限は次の通りです。
- 直射日光は避け、冷暗所に保管
- 1か月ほどで使い切る
直射日光は避け、冷暗所に保管
遮光瓶を選んだとしても直射日光や温度の高い場所は避け、冷暗所に保管します。
精油や植物油が直射日光や高温によって、劣化しやすくなります。
1か月ほどで使い切る
植物油は酸化しやすいため1か月で使い切ります。
1か月たってなくても香りが変だなと感じたら、酸化や劣化してますので使用をやめます。
それからロールオンボトルはボールの部分が肌に付いて、そのボール部分が中のオイルにも付くので、まぁまぁ不衛生なところもあります。
精油も植物油も保存料などが入っていませんので、オイルの中に雑菌が繁殖しないとも限りません。
なので、なるべく早く使い切りましょう!
冬は白く固まるものもあります

植物油は寒くなると白く固まるものがあります。
写真はホホバオイルです。
冬などは固まっててびっくりするかもしれませんが、暖かい部屋にしばらく置いておくと元に戻るので安心してください。
お気に入りのロールオンアロマで毎日を楽しく♪
基本のロールオンアロマの作り方をマスターすれば、いろいろな場面で使えて便利です。
- 香油として香りを楽しむ
- 頭痛や腹痛、生理痛などの痛みを和らげるオイル
- 肩こりや筋肉痛に塗るオイル
- 花粉症や風邪の時に
- ぐっすり眠りたい時に
他にも精油の作用によって、さまざまな場面で使うことができます。
セルフケアの記事を参考にして、使いたいブレンドを試してみられてくださいね。
肌に付けるオイルなので
- なるべく質のいい精油を使う
- 光毒性のある精油に気をつける
- 肌への刺激が強い精油に気をつける
- 直射日光を避け、1か月で使い切る
などのポイントを押さえて、ぜひロールオンアロマを毎日の生活に活用されてくだい♪
