アロマテラピーの基本

アロマの使い方ロードマップ。香りを楽しむ方法からアロマの作用を利用する方法までご紹介

この記事は「アロマテラピーを始めたい方が、迷うことなくアロマを生活に活かせるようになるステップ」について書いたものです。

アロマテラピーに興味があるけど、何をどう始めればいいのかわかりません

アロマテラピーをしたいなぁとは思うけど、「じゃぁ実際何をそろえてどう使うのか」「何に役立つのか」わからずに一歩踏み出せない方も多いのでは?

私もアロマテラピーをきちんと学ぶまでは、「アロマテラピーってキャンドル焚くこと??」くらいのイメージでした。

でも正しい知識を身に付け、ステップを踏んでかんたんなものからトライしていけば、いつの間にか生活の中にアロマテラピーを取り入れていることでしょう。

この記事では、「アロマ初心者の方がアロマテラピーを生活に取り入れるステップ」について書いています。

順に読んであなたの生活に取り入れられそうなものを実行していけば、知らないうちにりっぱなアロマ使いになっていると思います。

アロマは実践してなんぼなんです。

アロマの使い方のロードマップとして、ぜひお気に入りに登録してお使いくださいね^^

この記事でわかること

アロマ初心者の方が、段階的にアロマテラピーを生活に取り入れる方法

アロマ初心者の方がアロマテラピーを始めるステップは、こんな感じで進めるといいです。

ステップ1・アロマテラピーの基本を知る

ステップ2・【嗅ぐ】香りを楽しんでみる

ステップ3・【嗅ぐ】精油の作用を利用してみる

ステップ4・【アロマクラフトを作る】雑貨タイプ

ステップ5・【アロマクラフトを作る】手作りコスメタイプ

ステップ6・さらに詳しくなりたい人は資格の勉強をしてみる

まずはアロマテラピーの正しい知識から取り入れてみましょう。

アロマテラピー歴14年、アロマの保健室みるふるです。2021年までアロマスクール講師、セラピストをしていました。 3つのアロマ協会のインストラクターを取得しています

 

ステップ1・アロマテラピーの基本を知る

まずはアロマテラピーの基本を知ることから始めます。

アロマって天然のものだから勉強しなくても大丈夫でしょ。さっさと使いたい!
「アロマテラピーに使う精油は天然のものだから、どう使っても安全なもの」ではありません。

ぜひ基本的なことは知っておきましょう!

もちろん精油は天然100%です。

ですが、精油は天然の化学物質の集まりなんです。

その天然の化学物質の集まりを心身に使うことになるので、最低限の基礎知識は身に着けて安全にアロマテラピーを行いましょう!

まずは、アロマテラピーってそもそも何?というところから知りましょう。

 

次にアロマテラピーに必須の「精油」について知りましょう。

精油(エッセンシャルオイル)とは?アロマオイルとどう違うの?

精油の効果・効能一覧はこちら

 

ステップ2・【嗅ぐ】香りを楽しんでみる

アロマテラピーの基本的な知識を身に付けたら、次は好きな精油を嗅いでみましょう。

好きな香りを嗅ぐという方法は芳香浴(ほうこうよく)と言って、嗅ぐだけで心身を整えていることになり、アロマテラピーの一番かんたんな使い方です。

なぜなら好きな香りは「自分が必要としている香り」なので、好きな香りを嗅ぐだけで自分を整えていることになるのです。

芳香浴の方法もいろいろありますが、基本は嗅ぎたい時に好きな香りを嗅ぐだけ。

取り入れやすいものから試してみましょう。

芳香浴の方法

  • ティッシュにたらして嗅ぐ
  • アロマストーン、アロマウッドに垂らして自分の近くに置く
  • ディフューザーでお部屋に拡散させる

など

 

ティッシュにたらすだけでもOK

超かんたんな方法は、精油をティッシュやコットンに垂らして香りをクンクン嗅ぐだけ。

ティッシュやコットンに精油を垂らしただけでは、さすがにお部屋全体に香らせるのは難しいですが、使い勝手はいいです。

例えば

  • 自分のデスク周りにだけ香りを楽しむことができる
  • バッグに忍ばせておくとバッグの中がいい香りになる
  • クローゼットの引き出しの中や下駄箱の消臭や香りづけ
    (衣類に精油が付かないように気をつけます)

そして、これは必殺技なのですが、
扇風機やエアコンの送風口に、精油を垂らしたティッシュを貼り付けて、風によって香りを広げることもできます。

見た目はアレですけどほのかな香りが広がります。

さすがにお客様がいらっしゃったら慌てて取ります(笑)

 

ちょっとおしゃれにアロマストーンやアロマウッドにたらす

アロマストーンやアロマウッドに垂らして香らせます。

アロマストーンは百均にも売ってあります。

この方法もお部屋全体に香らせるのは難しいですが、自分のデスク周りくらいなら十分香ります。

私はトイレや玄関、寝室、車で使っています。携帯用も便利です。

 

アロマディフューザーを使う

アロマの香りに慣れてきて、これからもアロマを楽しみたいなぁと思ったら、ディフューザーなどの器機を購入するのもいいですね。

ディフューザーは、お部屋全体に香りを広げることができます。

種類がたくさんあり、どれを選べばいいか迷うところだと思います。

それぞれメリット、デメリット、向いているシチュエーションがあるので、自分に合ったディフューザーを見つけてください。

こちらの記事に詳しく書いています。

アロマ歴14年の著者が選ぶアロマディフューザー!おすすめはどれ?メリット、デメリットもご紹介。この記事は「アロマディフューザーの種類とそれぞれの特徴」について書いたものです。 アロマディフューザーって種類がたくさんありす...

 

便利なブレンドエッセンシャルオイルを作ってみよう

アロマの香りを楽しめるようになったら、好きな精油が増えてきました。
お気に入りの精油を何本も持っているなら、ブレンドエッセンシャルオイルを作っておくと便利ですよ

ブレンドエッセンシャルオイルとは
精油を数種類ブレンドしたもの。

1種類より数種類ブレンドしたほうが、香りがよくなります。

ディフューザーなどで香りを楽しみたい特に、一度ブレンドしたものがあると、それを垂らすだけなのでとてもお手軽です。

ブレンドエッセンシャルオイルの作り方はこちらの記事に詳しく書いています。

アロマをブレンドして自分だけのお気に入りの香りを作ろう!おすすめのレシピや香りの相性を解説アロマの香りを楽しむ時、1種類の精油だけでなく数種類をブレンドしてみたいと思いませんか? でもブレンドって好き勝手にやると変な香り...

 

 ステップ3・【嗅ぐ】精油の作用を利用してみる

好きな香りを嗅ぐことに慣れたら、次は同じ芳香浴でも「精油の作用を利用」して嗅いでみましょう。

やり方はステップ2と同じなのですが、前回は「好きな香りを嗅ぐ」だったのに対し、今回は「眠りたい時の香り」など、目的に合わせて芳香浴をします

「精油の作用を利用して」の芳香浴とは

  • 抗ウイルス作用のある精油をお部屋に香らせてウイルス対策
  • 鼻づまりの時に香りを吸い込む
  • 眠れない時に香りを嗅ぐ

などがあります。

香りを嗅ぐだけで神経やメンタル系のケアが出来るので、お手軽で安全な方法です。

具体例は「メンタル・神経」カテゴリーにまとめていますので、参考にされてください。

どんな精油にどんな効果があるのかはこちらの記事も参考にされてください。

このアロマの効果は?精油の効果効能一覧

 

ステップ4・【アロマクラフトを作る】雑貨タイプ

芳香浴に慣れてきたら、精油を使ってアロマクラフトを作ってみましょう。

さらにアロマテラピーが楽しくなります

わーい、香りのいいルームスプレーとか作りたいです♡

アロマクラフトとは、精油と他の材料を使って作るモノのことで、生活に役立つさまざまなものがあります。

まずはアロマクラフトについての注意点や詳しい説明などを知りましょう↓

アロマクラフトとは?好きな香りで作る雑貨やコスメの種類と注意点

アロマクラフトを作る時の材料や道具については、こちらで詳しく書いています↓

アロマで手作りするなら、知っておきたい材料や道具まとめ

アロマクラフトには「体に付けない雑貨タイプ」「体に付けるコスメタイプ」があります。

体に付けない雑貨としてのアロマクラフトなら、精油の質や濃度、禁忌なども特に考えなくてもいいし、少しくらい精油の濃度を間違っても大丈夫です。

まずは体に付けないアロマクラフトから挑戦してみましょう!

雑貨としてのアロマクラフト

  • ルームスプレー
  • リードディフューザー
  • 掃除に使うもの

など

雑貨タイプのアロマクラフトの基本の作り方はこちらからご覧ください。

 

ステップ5・【アロマクラフトを作る】手作り化粧品タイプ

手作りコスメ
雑貨タイプのアロマクラフトに慣れてきたら、手作りコスメなどのアロマクラフトに挑戦してみましょう!
本格的なアロマテラピーって感じになってきましたね♡

コスメタイプのアロマクラフトは「肌に付ける」タイプのもの全般になります。

マッサージオイルなど、肌に塗ることで精油の作用を利用してセルフケアをすることができます。

ただ肌に付けるので、精油の品質や濃度、光毒性、皮膚刺激など、少し気をつけることが増えてきます。

アロマクラフトについての注意点などを書いた記事をまだ読んでいない方は、こちらを読んで作られてください^^

アロマクラフトとは?好きな香りで作る雑貨やコスメの種類と注意点

コスメとしてのアロマクラフト

  • バスソルト(入浴剤、手浴、足浴)
  • マッサージオイル
  • 美容オイル
  • ミツロウクリーム
  • ローション
  • 香水、香油、コロン
  • マスク用スプレー
  • 虫よけスプレー

など

体に付けるコスメタイプのアロマクラフトの基本の作り方は、こちらからご覧ください。

お悩み別のセルフケア法はこちらにまとめています。体や心のお悩み別・アロマでセルフケア法のまとめ

 

ステップ6・さらに知識を高めたい方は資格取得も

アロマの書籍やブログを参考にするだけでも十分アロマテラピーは楽しめます。

でも、アロマテラピーを実践していくうちに

アロマテラピーをもっと深く知りたい

アロマクラフト教室をしたい

と思うようになる方もいらっしゃるでしょう。

そんな時はアロマスクールに通ったり、通信教育で学ぶことをおすすめします。

さらにアロマの世界が広がりますよ。

アロマに資格は必要?通学・通信など目的に合った選択を

 

出来そうなものからアロマを取り入れてみましょう

アロマテラピーの使い方をレベル順にご紹介してきました。

まずは自分の好きな香りを嗅いで楽しむことから始めましょう。

ステップアップの仕方は

ステップ1・アロマテラピーの基本を知る

ステップ2・【嗅ぐ】香りを楽しんでみる

ステップ3・【嗅ぐ】精油の作用を利用してみる

ステップ4・【アロマクラフトを作る】雑貨タイプ

ステップ5・【アロマクラフトを作る】手作りコスメタイプ

ステップ6・さらに詳しくなりたい人は資格の勉強をしてみる

こんな感じでいいと思います。

アロマテラピーの基礎を学んで、楽しいアロマライフをお送りください^^

セルフケア
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みるふる
アロマの保健室のみるふるです 2016年3月~2020年8までアロマサロン、2021年3月までアロマスクールをしていました。 アロマテラピーを楽しく生活に活かすための、わたしなりの使い方の記事を書いています。 現在の保持資格 ナード・アロマインストラクター
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