この記事では「アロマバスソルトの作り方」についてご紹介します。
お風呂で好きな香りを楽しみたいなぁ
アロマバスソルトを自分で作ってみたい
好きな香りのお風呂に入れると、一日の疲れも一瞬でリセットされそうですよね。
市販のアロマバスソルトもいいけど、自分好みの香りだとさらにリラックス度が増します!
そこでこの記事では、自分の好きな香りで作る「アロマバスソルト」の作り方をご紹介します。
リラックス目的だけでなく、精油の作用を利用してお悩みに応じたバスソルトも作ることができますよ。
自分でアロマバスソルトを作る時の注意点も知っておきたいところです。
この記事でわかること
アロマバスソルトの作り方、使い方、注意点など
ポイントを押さえて安全で香りのいいオリジナルバスソルトを作って、一日の疲れを癒してくださいね^^
アロマバスソルト作りの材料はこれだけ

アロマバスソルトを作る材料はこれだけです。
- 精油(エッセンシャルオイル)
- バスソルト
では詳しく説明していきます。
精油・エッセンシャルオイル
「アロマオイル」ではなく、「精油」「エッセンシャルオイル」と表記してあるものを選びます。
お風呂はリラックスが大事なので、作用よりも好きと感じる香りの精油をおすすめします。
精油とアロマオイルのちがいについてはこちらに詳しく書いています↓

バスソルトの種類はお好みで
バスソルトとはお風呂に入れる塩のことで、健康や美容などさまざまな効果を期待して使われています。
種類は大きく分けて2種類あります。
- 天然の塩
- マグネシウム
塩によって効果や効能は違ってきますが主な作用は、
- デトックス
- 疲労回復
- リラックス効果
- お肌の保湿や美肌効果
- 血行促進
- ダイエット
- 冷え性の改善
など、バスソルトだけでも様々な効果があります。
天然塩で作られたバスソルト


塩化ナトリウムが主な成分で、ヒマラヤ岩塩と死海の塩(デットシーソルト)が有名です。
死海の塩
死海から採れる塩
海水の約20倍~30倍のミネラルを含む
肌の保湿やバリア機能を高め、バスソルトの中でも美容効果は高い
マグネシウムが原料のエプソムソルト
粗塩でもOK
バスソルト用の天然塩やエプソムソルトを使用したほうが断然いいのですが、ない場合は粗塩でもいいです。
粗塩はミネラルが取り除かれていない天然の塩です。
食塩はミネラルが取り除かれている精製された塩なので、バスソルト向きではありません。
アロマバスソルトの作り方2パターン

混ぜるだけのかんたんバージョン(3~4回分)
精油とバスソルトを混ぜるだけのかんたんな作り方です。
バスソルトのレシピ(3~4回分)
- お好きな精油・・・15滴
- バスソルト・・・50g
作り方は精油とバスソルトを混ぜるだけです。
この場合、お湯の表面に精油が浮いて肌に付く可能性があるので、選ぶ精油に注意します。
(皮膚刺激の強い精油は避ける)
でも精油がお湯に溶けず表面に浮くということは、香りも持続するということなんですよね。
混ぜるだけのバスソルトのメリット・デメリット
メリット…混ぜるだけで簡単。香りが持続する。
デメリット…精油が肌に付いてピリピリするかもしれない
肌ピリピリが心配な方向けのアロマバスソルト(3~4回分)
精油と塩は混ざらないので、「かんたんバージョン」では肌に精油が付いてピリピリする場合があります。
肌が敏感な方は、精油にバスオイルを溶かしてから作る方法がおすすめです。
この作り方だと精油がお湯に溶けるので、表面に浮くことがなく安心です。
ただ大量のお湯に溶かすので精油の濃度は低くなり、香りは弱くなります。
バスソルトのレシピ(3~4回分)
- バスオイル・・・小さじ1
- 精油・・・・・・10滴
- バスソルト・・・50g
バスオイルとは
精油と水を混ぜる乳化剤です。
必ずしも必須な材料ではありませんが、皮膚へ精油が直接付くことを防ぐために使います。
バスオイルに精油を入れてそのまま入浴剤としても使えます。
バスオイルの他に無水エタノールや植物油に溶かすという方法もあります。
作り方は順番があります。
ビーカーにバスオイルを入れ、精油をブレンドしてよく混ぜる
1へバスソルトを入れてよく混ぜる
では、作り方を写真付きで見ていきましょう。
ビーカーなどにバスオイルを入れ、精油をブレンドしてよく混ぜます。

1へバスソルトを加えよく混ぜて出来上がり。

ハーブを入れるとより見た目がかわいくなります。
実際作った生徒さんからは
との感想をいただきました。
※ハーブを入れた場合は、浴槽の中にハーブが散らばるのでお茶パックに入れます。
お茶パックにいれたらますます香りが弱くなるので、香り重視の方はハーブは入れない方がいいかも。
バスオイルを使ったバスソルトのメリット・デメリット
メリット…精油がお湯に完全に溶けるので敏感肌の方も安心
デメリット…精油がお湯に完全に溶けるので香りが薄い
ハーブティーで色付きバスソルトを作ろう
なんと色が付いているバスソルトを手作りすることができます。
ちょっと手間がかかりますが、色がついててかわいいです。

色付きバスソルトのレシピ
- ブルーマロウまたはバタフライピーのハーブティー・・・小さじ2
- バスソルト・・・100g

わたしはバタフライピーを使って作りました。
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作り方
バタフライピーのハーブティーを濃く出す
茶こしでこして冷ます
バスソルトを入れてキッチンペーパーなどにあげて乾燥させる
ビーカーにバタフライピーを小さじ2杯入れ、お湯を入れて色を出します。
お湯の量は30mlにしましたが、通常より濃ゆく色が出ればいいです。

1を茶こしでこして冷まします。

2にバスソルトを入れ混ぜて、キッチンペーパーを敷いたお皿などに移して乾燥させて出来上がり。


わたしは電子レンジで乾燥させて時短しました。
様子を見ながらチンしないと焦げます。写真のは焦げてます。

ラベンダーなどのハーブを入れるとかわいいですね。
https://www.instagram.com/reel/CTnlsByhrQK/?utm_source=ig_web_copy_link
いろんな目的で使おう!アロマバスソルトのおすすめ精油

目的別におすすめの精油をご紹介します。
※赤文字は皮膚刺激や光毒性に気をつける精油
ストレス緩和・安眠
一日の終わりにほっとしたい時、ぐっすり眠りたい時におすすめの精油です。
- ラベンダー・アングスティフォリア
- イランイラン
- カモマイル・ローマン
- マジョラム
- プチグレン
- ベルガモット
- オレンジ・スイート
- マンダリン
- リトセア
など

冷え、デトックス、筋肉痛、足のむくみ
お風呂で身体を温めるのと、バスソルトと精油の作用の相乗効果が期待できます。
- ローズマリー・カンファー
- アカマツ・ヨーロッパ
- サイプレス
- サンダルウッド
- ジュニパー
- シダー
- ジンジャー
- ペパーミント
- レモングラス
- ユーカリ・レモン
など

自律神経を整えたい
神経が興奮している人と鎮静しすぎている人に使う精油は違うので、好きと感じる香りを選ぶのがコツです。
ホルモンバランスが崩れている人も結局は自律神経を整えることが先なので、まずはここから選んでみてください。
- ラベンダー・アングスティフォリア
- イランイラン
- カモマイル・ローマン
- プチグレン
- ベルガモット
- マンダリン
- サイプレス
- バジル
- ローレル
- ゼラニウム
- マジョラム
など
風邪の季節に
抗ウイルスや免疫アップの作用のある精油を使って感染症予防に
など
ラヴィンツァラは誘眠作用があるので夜のお風呂にはとってもおすすめです。

精油の効果一覧も参考にされてくださいこのアロマの効果は?精油の効果効能一覧
アロマバスソルト使用の際の注意ポイント
手作りアロマバスソルトの注意点などは必ず押さえておきましょう!!
保存期間
瓶などに保存して1か月以内に使い切ります。
皮膚刺激の強い精油は避けよう
バスソルトの作り方のところでも触れましたが、精油と塩は混ざりません。
ですので、塩に精油を垂らして混ぜただけのアロマバスソルトは、精油がお湯の表面に浮きます。
浮いた精油は原液で濃い濃度のため、お肌に付いてかぶれる場合があります。
そのためあらかじめ皮膚刺激が強い精油は少なくするか、お肌が敏感な方は使わないようにします。
クローブ、シナモンは特に皮膚刺激が強いため、始めから使わない方が無難です。
それ以外の皮膚刺激のある精油は少なめに使用します。
日中お風呂に入る場合に気をつけたい精油
精油には光毒性のある精油があり、その精油は日中使わないようにします。
光毒性とは
精油を肌に付けて日光に当たると、シミになったりなどの皮膚トラブルを起こす作用のことです。
光毒性のある精油は次のようなものがあります。
- ベルガモット
- レモン
- グレープフルーツ
など
日中にバスソルトを使いたい場合は、光毒性のある精油は避けましょう!
アロマバスソルトを作らなくてもお風呂で香りを楽しめます
「朝からレモンやグレープフルーツを使ったバスソルトのお風呂に入りたい」
「子供が柑橘系の香りが好きだけど、皮膚が敏感だからピリピリしそう」
精油の注意点は守らないといけないけど、せっかくのバスタイムだから好きな香りを楽しみたいですよね。
でも何も精油はバスソルトに入れなくてもお風呂で香りを楽しむことができるです!
皮膚刺激や光毒性のある精油をお風呂で楽しみたい時は、次の方法でも楽しめますよ。
お風呂の床に精油を1,2滴垂らす
蒸気とともにお風呂中に香りが広がりリラックスできます。
体の疲労やむくみなどはバスソルトに入れないと意味がありません。
でも、香りを楽しみたいとかリラックスしたい、安眠したいなどメンタルな部分では床に垂らした精油の香りを嗅ぐだけでも十分です。
自分だけのアロマバスソルトで体と心を整えよう
アロマを使ったバスソルトについてお伝えしてきました。
バスソルトの材料は
- 精油
- バスソルト
だけでOK。
ただしお肌が敏感な方は、「バスオイル」に精油を溶かしてから、バスソルトに混ぜます。
- 光毒性のある精油
- 皮膚刺激のある精油
など注意点に気をつければ、とても気軽にアロマバスソルトをに作ることができます。
ぜひ好きな香りで一日の疲れを癒して、体も心もベストな状態を保ちましょう!
