この記事は「シアバターと蜜蝋でクリームを手作りする方法」について書いたものです。
蜜蠟クリームを作ってみたいけど難しそう…
蜜蠟クリームに入れるおすすめ精油は?
アロマの香りがするハンドクリームを作ってみたいけど、難しそう。って思いますよね。
でもこの蜜蝋クリームは、実はめちゃくちゃ簡単に作れてしまいます!
材料は
蜜蝋
シアバター(なくてもOK)
キャリアオイル
だけです。
それを溶かすだけ!
あっという間に自分好みの香りのクリームができちゃいます。
この記事でわかること
蜜蠟クリームの作り方
蜜蠟クリームに入れるおすすめの精油
一度作り方を覚えると、ハンドクリームの他にもさまざまな用途で使うことが出来ます。
シアバター入りで保湿力アップ!手作り蜜蝋クリームに使う材料

蜜蝋クリームを作る時の材料は次のようなものがあります。
- ミツロウワックス(ビーズワックス)
- シアバター
- キャリアオイル
- 精油
- 保存容器
ミツロウワックス

ビーズワックスとも言います。
ハチの巣から採れるワックスで保湿力があり、アロマクラフトのクリーム作りには欠かせないものです。
詳しくはアロマで手作りするなら、知っておきたい材料や道具まとめ
シアバター

クリーム作りには必須ではないのですが、保湿力が抜群なのでわたしは必ず使っています。
体温で溶けるのでそのままスキンケア用品としてお肌に塗ることも出来ます。
詳しくはアロマで手作りするなら、知っておきたい材料や道具まとめ
キャリアオイル(植物油)

植物から抽出された化粧品油で、精油を希釈して肌に塗るためには必須のものです。
詳しくはこちらに書いています

精油(エッセンシャルオイル)

お肌への効能がある精油をクリームに加えると、相乗効果でさらに保湿力がアップしたりします。
効能は関係なく好きな香りの精油を入れると、香りも楽しめます。
精油についてはこちらに詳しく書いています。

保存容器
蜜蝋クリームを溶かしたものは熱いので、熱に強いものをおすすめします。
耐熱ガラス瓶

遮光瓶でもいいし普通にジャムの空き瓶でもいいです。
ビーカーでなく直接瓶に材料を入れて湯煎する場合は、耐熱ガラスがいいです。
アルミ缶

ガラス瓶に入れてもいいけどこんなアルミ缶に入れてもカワイイです。
リップバームや練り香水にも使います。
アロマクラフトに使う道具や材料についてはこちらに詳しく書いています。

簡単すぎる!シアバター入り蜜蝋クリームの作り方

では、さっそくシアバター入り蜜蠟クリームを作ってみましょう。
とってもかんたんにできますよ。
シアバター入り蜜蝋クリームの材料と作り方
材料は以下の通りです。
シアバター入り蜜蝋クリーム材料(30ml)
- ミツロウワックス・・・5g
- シアバター・・・5g
- キャリアオイル・・・20ml
- 精油・・・6滴
- 保存瓶
- 混ぜ棒(割りばしでもOK)
- ビーカー(植物油を量れればなんでもOK)
作り方は以下の手順ですすめます。
シアバター入り蜜蠟クリームの作り方
- ビーカーにミツロウワックス、シアバター、キャリアオイルを入れて湯煎する
- 材料が溶けたら保存瓶に移す
- 周りが白っぽくなってきたら精油を入れて棒でよく混ぜる
以上です。
溶かして瓶に入れるだけ。めちゃくちゃ簡単ですよね。
では詳しく説明していきますね。
ビーカーにミツロウワックス、シアバター、キャリアオイルを入れて湯煎します

ここでのキャリアオイルは「ホホバオイル」を使っています。
溶かし方は湯煎の他にも、電子レンジや専用のウォーマーで温める方法もあります。
ちなみにわたしは保存瓶に直接材料を入れて湯煎しています。(洗い物が少なくて済むので笑)

材料が溶けたら保存瓶に移します(保存瓶を直接湯煎する場合はそのまま)

周りが白っぽくなってきたら精油を入れて、棒でよく混ぜます。

固まったら出来上がり

固まった時の表面がとってもキレイなんです。
シアバターがなかったら→基本の蜜蝋クリーム
シアバターがなくても保湿力が十分な蜜蠟クリームが出来ます。
基本の蜜蠟クリームの材料
- ミツロウワックス(ビーズワックス)・・・10g(冬は5g)
- キャリアオイル・・・20ml
- 精油・・・6滴
- 混ぜ棒(割りばしでOK)
- 保存瓶
作り方は「シアバター入り蜜蠟クリーム」と同じです。
温度の関係で、夏は緩く冬は固くなりやすいので、ミツロウワックスやキャリアオイルの割合をお好みに応じて変えてください。
蜜蠟クリームの使い方
蜜蠟クリームは使い方が幅広く、精油の量やクリームの硬さを変えるとさまざまな用途で使えます。
ハンドクリーム(乾燥防止、しもやけ・あかぎれ用など)
お顔のクリーム(美容クリーム)
かかとのクリーム
リップバーム・リップクリーム

「練り香水」にもなるんです。
精油の量を多くするとなんと
次はシチュエーション別におすすめの精油をご紹介します
蜜蠟クリームに入れるおすすめ精油

蜜蠟クリームを使う目的別におすすめ精油やレシピをご紹介します。
お肌に刺激的な精油も含まれていますので、お顔に使う場合は精油の濃度は1%を超えないようにしましょう。
(30mlのクリームに対する1%濃度の精油は6滴です)
顔・ハンドクリーム用
顔やハンドクリーム用は、やはりお肌に良いとされる精油がおすすめです。
この中で、「好きな香り」を選んでみてください。
好きな香りを楽しみつつ、お肌への効果も期待できて一石二鳥です。
乾燥や美肌効果のある精油
ゼラニウム、ローズウッド、パルマローザ、
ローズ、サンダルウッド、フランキンセンス、
ラベンダー・アングスティフォリア、ホーウッド、
プチグレン、ロックローズ、セージ、
ローズマリー・ベルべノン、セロリ、レモングラス
など
組み合わせ例としてはこんな感じです(30mlの蜜蠟クリームに入れる場合)
ゴージャスな香りと美肌
- ローズ…1滴
- サンダルウッド…3滴
- フランキンセンス…2滴
迷ったらとりあえずこれ・基本の美肌レシピ
- ローズウッド(またはホーウッド)…2滴
- ゼラニウム…2滴
- パルマローザ…2滴
美肌や美白
- ローズマリー・ベルべノン…2滴
- セロリ…2滴
- レモングラス…2滴
香りは微妙かも…
あかぎれ、しもやけなどの手荒れ、かかとのガサガサ
蜜蠟クリームは保湿力があるので、乾燥によるお肌のトラブルにも使えます。
それに精油の作用もプラスして、さらに肌荒れを抑える作用のクリームを作りましょう。
お肌の修復を促す精油
ラベンダー・スピカ、ラベンダー・アングスティフォリア、
ミルラ、ロックローズ、ローズマリー・ベルべノン、ベンゾイン、
パルマローザ、ゼラニウム、ローズウッド、ホーウッド、
タナセタム(カマズレン)、カモマイル・ジャーマン、
カタフレイ、ティートゥリー、ローズマリー・シネオール
など
組み合わせ例としてはこんな感じです(30mlの蜜蠟クリームに入れる場合)
あかぎれ・しもやけ
- ラベンダー・スピカ(スパイクラベンダー)…2滴
- ゼラニウム…2滴
- ローズマリー・ベルべノン…2滴
かかとのガサガサ
- ラベンダー・スピカ…2滴
- ベンゾイン…2滴
- ミルラ…2滴
一応書きましたが、このレシピはメジャーな精油でないものばかりなので揃えるのは大変です。
なので「ゼラニウム」や「ラベンダー・アングスティフォリア」あたりを使っても全然OKです。
手作り蜜蝋クリームの注意点

蜜蠟クリームを作る時は注意点があります!
手作り蜜蠟クリームの注意点
- ミツロウクリームは排水溝に流さない!
- 保存期間
- 1歳未満のお子様の使用は控える
- 光毒性のある精油の使用に気をつける
詳しく説明していきます。
残った蜜蠟クリームを排水溝に流さない!
容器に入りきらなかったミツロウクリームは別の容器に入れてください。
絶対に台所や洗面所の流し台に流さないでくださいね!!固まって詰まります!
使い終わったビーカーや保存瓶も同じで、洗い流したら排水溝が詰まります。
ティッシュや布でキレイに拭き取ってから洗いましょう。
早めに使い切る
蜜蠟クリームの保存期間は約1か月です(冷暗所に保管した場合)。
しかし、保存料が入っていませんのでなるべく早めに使い切りましょう。
1歳未満のお子様の使用は控える
ミツロウははちみつと違って高温で処理されていますが、万が一のことを考え1歳未満のお子様には使わないようにしましょう。
(万が一はちみつのボツリヌス菌が含まれている可能性があるため)
光毒性のある精油の使用に気をつける
精油には「光毒性」のある精油があります。
よく使う精油だと、レモン、ベルガモット、グレープフルーツなどが光毒性があります。
光毒性とは
お肌に塗った後、日光に当たるとシミや皮膚トラブルになる可能性があります。
日中に使いたい場合は光毒性のある精油は使わないようにしましょう。
どうしても使いたい場合は、光毒性の成分を抜いてあるフロクマリンフリーの精油を使いましょう。
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手作りのシアバター入り蜜蠟クリームをスキンケアのお供に
シアバター入り蜜蠟クリームの作り方をご紹介してきました。
材料は
蜜蝋
シアバター(なくてもOK)
キャリアオイル
のみで、これを温めて溶かすだけです。
好きな精油、お肌のシチュエーションに合わせた精油を使えば、さらに用途が広がります。
かんたんに作れるので、お肌がカサカサする季節はぜひ作ってみてください^^
