この記事は「蜜蠟リップクリームの作り方」について書いたものです。
手作りのリップクリームを作ってみたい!でも難しそう
ふつうはお店でしか見たことがないリップクリームですが、蜜蝋とキャリアオイルでかんたんに作れちゃうんですよ。
しかもコスパがいい。
シアバター入りのリップクリームだって材料費だけだと、とってもお得に作れます。
この記事でわかること
蜜蠟リップクリームの作り方
唇のケア以外の使い方
手作りコスメなので注意点はありますが、市販だとちょっとお高いシアバター入りのリップクリームを手作りしちゃいましょう!
蜜蝋リップクリーム作りに必要な材料や道具など

蜜蝋リップクリームに使う材料や容器などは以下の通りです。
リップクリームの材料(スティックタイプ約2本分)
- ミツロウワックス・・・3g
- キャリアオイル・・・6ml
- シアバター・・・2g
- 精油・・・2滴(スティック1本につき1滴)
- リップクリーム容器
- 耐熱ビーカー
材料を揃えるのが大変な場合はこんな商品みつけましたよ↓
蜜蠟クリームの記事と被りますが、材料や道具について説明しますね。
ミツロウワックス

ビーズワックスとも言います。
ハチの巣から採れるワックスで保湿力があり、アロマクラフトのクリームやバーム作りには欠かせないものです。
詳しくはアロマで手作りするなら、知っておきたい材料や道具まとめ
シアバター

保湿力が抜群でリップクリームには必ず使っています。
(なくても出来ます)
体温で溶けるのでそのままスキンケア用品としてお肌に塗ることも出来ます。
詳しくはアロマで手作りするなら、知っておきたい材料や道具まとめ
キャリアオイル(植物油)

植物から抽出された化粧品油で、精油を希釈して肌に塗るためには必須のものです。
詳しくはこちらに書いています

精油(エッセンシャルオイル)

リップクリームは口に付けるものなので、香りが気になる方もいらっしゃるかも。
なので精油は使わなくてもOKです。
精油についてはこちらに詳しく書いています。

リップクリーム容器

手作りリップクリーム容器があるので、それに流し込むとスティックタイプの使いやすいリップクリームになります。
下の画像のようなアルミ缶に流し込み、リップバームとして指で塗ってもいいと思います。
アロマクラフトに使う道具や材料についてはこちらに詳しく書いています。

耐熱ビーカー
材料を湯煎にかけるので、耐熱ビーカーが必要になります。
もしくはレンジやみつろうウォーマーで溶かすことができます。
シアバター入り蜜蝋リップクリームの作り方

では、リップクリームを作ってみましょう
蜜蝋リップクリームの作り方
- 耐熱ビーカーに、ミツロウワックス、シアバター、キャリアオイルを入れ湯煎にかける
- 材料が溶けたら湯煎から外して、ビーカーに精油を入れて混ぜ棒でよく混ぜます。
- スティック容器に移して固まるまで静かに置く
耐熱ビーカーに、ミツロウワックス、シアバター、キャリアオイルを入れ、湯煎にかけます。
(ここではホホバオイルを使っています)


ミツロウとシアバターが溶けたら湯煎から外して、ビーカーに精油を入れて混ぜ棒でよく混ぜます。
精油を入れない場合はここは飛ばします。


スティック容器に移して固まるまで静かに置きます。
移している途中でビーカーの中のクリームが固まってしまったら、またビーカーを湯煎すれば溶けます。

固まったら出来上がり。

倒れやすいので気をつけてください。
余ったらガラス瓶などに入れて、リップバームとして使ってください。
リップクリームの他にも使えます!おすすめ精油

リップクリームは唇のケアにはもちろん、他にもいろいろ使っています。
指先のささくれ
目の周りの乾燥(目には入れないでね)
鼻水を拭きすぎてヒリヒリする鼻の下笑
精油は必ずしも入れなくて大丈夫だし、基本的に「好きな香りでOK」なんです。
でも、精油の効果を期待したい場合は以下を参考にされてください。
リップクリーム用に人気の精油
リップクリームは口に入るからか、
- マンダリンやオレンジなどの柑橘系で光毒性のないもの
- ベンゾインのようにバニラの香りがする精油
が人気です(みるふる調べ)。
ベンゾインはガサガサ唇にもいいので、リップクリームにもおすすめの精油です。
リップクリームは鼻に近い唇に使うため香りも強く感じます。
なのでここに挙げた精油だけでなく「好きな香り」を選ぶことが大切です。
美味しそうな香り(リップクリーム2本分)
- ベンゾイン…1滴
- オレンジ・スイート…1滴
バニラとオレンジの美味しそうな香りが人気です
指先のささくれ用
精油の瘢痕形成作用を期待して使ってみましょう。
指先のささくれ用のレシピ例↓
目の周りの乾燥(目には入れないでね)
美肌効果のある精油を使ってみましょう。
唇や目の周りは肌が薄いので、美肌効果がある中でもお肌にやさしい精油を選びます。
目に入らないように目の周りに塗ります。
目の周りの乾燥用
- ゼラニウム…1滴
- サンダルウッド…1滴
もちろん唇のケアにもOK
鼻水を拭きすぎてヒリヒリする鼻の下
ヒリヒリするお肌のケアはリップクリームに任せて、精油はお鼻をスーッとさせる作用の精油を使ってみます。
鼻の不快症状を和らげる組み合わせです。
お鼻をスーッとさせる用
- ユーカリ・ラディアタ…1滴
- ティートゥリー…1滴
花粉の時期のつらい症状におすすめの精油を使うのもおすすめですよ↓

手作り蜜蠟リップクリームの注意点

蜜蝋リップクリームについての注意点は蜜蝋クリームと重複しますが、一応書いておきます。
手作り蜜蠟リップクリームの注意点
- ミツロウクリームは排水溝に流さない!
- 保存期間
- 1歳未満のお子様の使用は控える
- 光毒性のある精油の使用に気をつける
詳しく説明していきます。
残った蜜蠟クリームを排水溝に流さない!
容器に入りきらなかったミツロウクリームは別の容器に入れてください。
絶対に台所や洗面所の流し台に流さないでくださいね!!固まって詰まります!
使い終わったビーカーや保存瓶も同じで、洗い流したら排水溝が詰まります。
ティッシュや布でキレイに拭き取ってから洗いましょう。
早めに使い切る
蜜蠟リップクリームの保存期間は約1か月です(冷暗所に保管した場合)。
しかし、保存料が入っていませんのでなるべく早めに使い切りましょう。
1歳未満のお子様の使用は控える
ミツロウははちみつと違って高温で処理されていますが、万が一のことを考え1歳未満のお子様には使わないようにしましょう。
(万が一はちみつのボツリヌス菌が含まれている可能性があるため)
光毒性のある精油の使用に気をつける
精油には「光毒性」のある精油があります。
よく使う精油だと、レモン、ベルガモット、グレープフルーツなどが光毒性があります。
光毒性とは
お肌に塗った後、日光に当たるとシミや皮膚トラブルになる可能性があります。
日中に使いたい場合は光毒性のある精油は使わないようにしましょう。
どうしても使いたい場合は、光毒性の成分を抜いてあるフロクマリンフリーの精油を使いましょう。
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それからアロマクラフトを作る時の注意点がありますので、まだ読まれていない方はぜひご覧ください↓

手作りの蜜蝋リップクリームでしっとり唇をキープ
シアバター入りのリップクリームは市販だとけっこういいお値段がします。
でも手作りをすればコストも抑えられるし、唇のケアだけでなくさまざまなシチュエーションにも応用が出来るのでおすすめです。
蜜蝋リップクリームの材料は
リップクリームの材料(スティックタイプ約2本分)
- ミツロウワックス・・・3g
- キャリアオイル・・・6ml
- シアバター・・・2g
- 精油・・・2滴(スティック1本につき1滴)
- リップクリーム容器
- 耐熱ビーカー
ですが、精油はお好みに応じて使ってください。
唇のケアの他にも
指先のささくれ
目の周りの乾燥(目には入れないでね)
鼻水を拭きすぎてヒリヒリする鼻の下
などにも使えます。
アイデア次第で他にもいろいろ使えると思いますよ。
手作りコスメの注意点を守りながら、ぜひリップクリーム作りを楽しまれてください(^^♪
