この記事では「アロマクラフトの種類や注意点」についてご紹介します。
アロマクラフトにはどんな種類があるの?
アロマクラフトを作る時の注意点は?
せっかく精油を持っているのなら、ディフューザーで香りを楽しむだけでなく、好きな香りでオリジナルのスプレーなどを作ってみたくないですか?
アロマクラフトとは、「精油を使って作るモノのこと」で、生活に役立ついろいろなものを作ることができます。
しかも「自分の好みの香りで」作れるので、市販のものより断然香りがいいです!
この記事でわかること
アロマクラフトの種類と知っておきたい注意点
アロマテラピーって「いい香りを楽しむもの」だけじゃなくて、「わたしたちの生活にとても役立つものなんだ」とわかり、きっとあなたもアロマクラフトを作りたくなるはずです^^
アロマクラフトは雑貨タイプとコスメタイプがあります

アロマクラフトは大きく2つに分けられます。
- 体に付けないタイプ(雑貨タイプ)
- 体に付けるタイプ(コスメタイプ)
体に付けない雑貨タイプは、主に香りを楽しむことが目的です。
なのでアロマの知識はそこまで必要ありません。
逆に体に付ける手作りコスメタイプは、アロマの知識が少し必要になってきます。
アロマクラフトを作る前に、材料や道具は何を揃えればいいか知りたい場合は、こちらの記事を参考にされてください。

雑貨タイプのアロマクラフト

ここでは体に付けない「雑貨タイプ」のアロマクラフトをご紹介します。
精油の質や濃度、禁忌なども特に考えなくてもいいし、精油の濃度をちょっと間違っても大丈夫です。
初心者の方は、まずは体に付けないアロマクラフトから挑戦してみましょう!
雑貨タイプのアロマクラフト例
- ブレンドエッセンシャルオイル
- ルームスプレー
- リードディフューザー
- ハウスキーピング用
など
ブレンドエッセンシャルオイル
ブレンドエッセンシャルオイルは、好きな精油を組み合わせて混ぜるだけの一番かんたんなアロマクラフトです。
(他の材料を使ってないので詳しくはアロマクラフトでないかもしれませんが)
好きな香りの組み合わせが決まっている場合は、1本作っておくととっても便利です。

アロマスプレー
アロマスプレーは一番ポピュラーなアロマクラフトです。
市販のものも多いですが、自分の好きな香りだけで作るアロマスプレーは格別なので、ぜひ作ってみてください!!
まずはお肌に付けないルームスプレーだと、アロマの知識がなくても安心して作れますよ。

アロマスプレーの作り方を覚えると、いろんな応用ができます。

インテリアにもなるリードディフューザー
雑貨屋さんでよく見るリードディフューザー。
スティックアロマとも呼ばれたりします。
これを自分で好きな香りで作ることができるんですよ。

コスメタイプのアロマクラフト

ここでは「体に付けるタイプ」のアロマクラフトをご紹介します。
主に手作りコスメがこれにあたります。
コスメタイプのアロマクラフト例
- バスソルト
- マッサージオイル
- スキンケアオイル
- ロールオン
- ミツロウクリーム
- リップバーム
- 練り香水
- マスク用スプレー
- 虫よけ
- 除菌
など
アロマバスソルト(入浴剤、手浴、足浴)
粗塩やバスソルトに精油を入れて、お風呂や手浴、足浴に使います。

マッサージオイル
精油には肩こりやむくみ、自律神経の働きを整えるものなど、さまざまな作用があります。
その作用を利用して、むくみや肩こりなどの気になる部分をマッサージします。

スキンケアオイル
精油にはお肌にいい作用がたくさんあります。
その作用を利用してスキンケアオイルを作れます。

ロールオンアロマ
お肌にコロコロと塗って香りを楽しむロールオンアロマ。
市販のものもよく見かけますが、自分の好きな香りで作ることができます。

ミツロウクリーム・リップバーム
精油のお肌への作用を利用して、保湿力の高いミツロウクリームやリップクリームを作ることができます。


練り香水
人気の練り香水も自分の好きな香りで手作りすることができます。

アロマスプレー
お肌に直接付けるタイプのスプレーは、コスメの部類に入ります。
ルームスプレーとは注意点などが違ってきます。
マスク用スプレー
お肌に直接つけるわけではありませんが、間接的にお肌に精油が付く可能性があるので、コスメの部類に入れました。

虫よけスプレー
精油の「蚊が嫌う成分」を利用して虫よけスプレーを作ることができます。

除菌スプレー
精油の抗菌作用や抗ウイルス作用を利用して、除菌スプレーを作ることができます。

知っておきたいアロマクラフトの注意点!
アロマクラフトを作る時に必ず知っておいてほしい注意点があります。
雑貨タイプとコスメタイプで、少し違ってきます。
雑貨タイプ、コスメタイプ共通の注意点
雑貨タイプ、コスメタイプに共通して気をつけておきたいことはこちらです。
- 精油や材料は開封期限内のものを使う
- 容器や道具、手指を消毒する
- 直射日光や気温の高いところの保管は避ける
- 使用期限に関わらず早めに使い切る
精油や材料は開封期限内のものを使う
使う精油や植物油などの材料は、必ず開封してからの期限内のものを使いましょう。
開封期限は
精油…1年以内(柑橘系は半年)
植物油…商品の指示通り
です。
でも、精油や植物油は酸化しやすく、期限内でも管理状態が悪ければ劣化します。
保管場所には気を付けましょう。
容器や道具、手指を消毒する
精油や植物油には防腐剤が入っていません。
ですので、使う容器や道具に雑菌が付いていたら、アロマクラフトがすぐに腐敗する可能性があります。
アロマクラフトを作る前に、使う容器や道具、自分の手を無水エタノールで消毒しましょう。
無水エタノールのみを入れたスプレーで、シュッシュとスプレーすると手軽です。

直射日光や気温の高いところの保管は避ける
直射日光の当たる場所や温度の高すぎる場所に保管すると、変質する可能性があります。
直射日光が当たらない、涼しい場所に保管しましょう。
これは精油や植物油も同じです。
使用期限に関わらず早めに使い切る
天然素材で作ったアロマクラフトは保存料が入っていません。
日持ちがしませんので作ったらなるべく早く使い切ります。
使用期限はアロマクラフトの種類によって違いますが、だいたい2週間~1か月以内には使い切った方がいいです。
※リードディフューザーは1か月以上過ぎても大丈夫です。
いつ作ったか忘れるものなので、日にちを書いたラベルを貼ることをおすすめします。

コスメタイプの注意点
肌に付けるタイプのアロマクラフトは手作りコスメにあたり、雑貨タイプのアロマクラフトより注意が必要になってきます。
- 精油の適量を守る
- 「光毒性」に注意する
- 「皮膚刺激」に注意する
- 自己責任で作る・使う
- 自分が楽しむだけ
精油の適量を守る
レシピに書いてある精油の量は、必ず守るようにしましょう。
量を多くすると、皮膚トラブルが起こる可能性があります。
量を多くすれば効果が高まるものでもありません。
アロマクラフトの精油の計算は、下の表を参考にされてください。
出来上がり分量 10ml | 30ml | 50ml | |
0.5%濃度 | 1滴 | 3滴 | 5滴 |
1%濃度 | 2滴 | 6滴 | 10滴 |
2%濃度 | 4滴 | 12滴 | 20滴 |
3%濃度 | 6滴 | 18滴 | 30滴 |
5%濃度 | 10滴 | 30滴 | 50滴 |
光毒性に注意する
コスメタイプは特に光毒性には気をつけましょう。
光毒性とは
精油を肌に付けてすぐに日光(紫外線)に当たると、シミなどになる可能性があることです。
それらの精油を肌に付けた後は4,5時間は日光に当たらないようにしましょう。
レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、アンジェリカ など
どうしても日中に肌に付けたい場合は、光毒性の原因となる物質を抜いてある「フロクマリンフリー」の精油を選ぶといいですよ。
皮膚刺激に注意する
精油には「皮膚刺激」のあるものがあります。
皮膚刺激のある精油は少なめに使うようにしましょう。
特に顔には、お肌の敏感な方はわざわざ使わない方がいいかもしれません。
そして人によっては、「皮膚刺激」のある精油とされてなくても刺激を感じることがあります。(特に月経前など)
使ってみて肌がヒリヒリするなど感じたら、すぐに使用を中止しましょう!
お肌敏感な方は、パッチテストを行ってから使うと安心です。
パッチテストの仕方
植物油5mlと使いたい精油2滴を混ぜたものを、腕の内側に塗ります。
塗った直後にトラブルがないか確認します。
その後2日ほど様子を見てトラブルがなければ、その精油を使います。
自己責任で作る・使う
アロマクラフトは、原則として自己責任で作って使うものです。
このブログで紹介しているアロマテラピーは、わたしや誰かが実践して効果があったものを載せていますが、全員が同じ効果を保証するものではありません。
「このブログで紹介したレシピが効果がなかった」
「トラブルが起きた」
などの問題も全て自己責任となります。
自分が楽しむだけ
体に付けるタイプのアロマクラフトは「化粧品」扱いになります。
許可を取らずに販売することは禁止されていますので、注意です!!
それから自分で「これは肩こりにいいオイル」として作って使うのは問題ないのですが、
人に対して「これは肩こりにいいオイルだよ」と言って使わせるのは薬機法違反や医療行為になってしまいますので、やってはいけません!!
あくまでも手作りコスメは「自分が自分のために作って楽しむためのもの」、と認識しましょう。
アロマクラフトを毎日に生活に役立てよう
アロマクラフトとは、精油を使って作るモノのことで、雑貨タイプや手作りコスメなどがあります。
雑貨タイプ
主に香りを楽しむ目的で作り、体に付けるわけではないので、アロマの知識もそこまで必要としません。
例として
- ブレンドエッセンシャルオイル
- ルームスプレー
- リードディフューザー
- ハウスキーピング用
などがあります。
手作りコスメタイプ
光毒性や皮膚刺激など、アロマの知識が少し必要になってきます。
あくまでも自分が楽しむ目的で作り、販売したり医療行為を行ったりするものではありません。
例として
- バスソルト
- マッサージオイル
- スキンケアオイル
- ロールオン
- ミツロウクリーム・リップバーム
- 練り香水
- マスク用スプレー
- 虫よけ
- 除菌
などがあります。
注意点を守ってアロマクラフト作りを楽しんでくださいね♪
