この記事では「信頼できる精油のメーカー」についてご紹介します。
アロマのメーカー、確かにたくさんあって迷いますよね。
アロマの香りを楽しむだけなら、はっきり言ってどこのメーカーの精油でもいいのです。
ですが、アロマテラピーの効果を期待して使うのなら、選び方の基準を満たした精油を使うことが大事です。
精油の選び方の基準を知れば、迷うことなく精油を購入することができますよ。
わたしが実際使ったことがあるなかで、おすすめの精油メーカーもご紹介しますので、参考にされてください。
信頼できる精油メーカーを選ぶチェックポイント

精油の選び方で一番大事なことは
何を目的にして精油を使うのか
だと思っています。
ですので、精油を使う目的によってチェックポイントが違ってきます。
香りを楽しむアロマ用のチェックポイント
ディフューザーでお部屋で香りを楽しみたい
アロマスプレーを楽しみたい
香りを楽しむことや、身体に付けないタイプのアロマクラフトを作る場合は
「アロマオイル」ではなく「精油」「エッセンシャルオイル」を選ぶ
ということだけチェックしていたらOKです。

アロマオイルと精油の違いについてはこちらの記事を参考にされてください。
精油(エッセンシャルオイル)とは?アロマオイルとどう違うの?
さらに
- 植物の学名が書いてある
- 抽出部位・抽出方法が書いてある
- 原産国名が書いてある
- 蒸留年月、消費期限が書いてある
- ロット番号が書いてある

ここまで書いてあれば信頼してOKです。
お肌に付けるアロマクラフト用の精油のチェックポイント
手作りコスメに使いたい
肩こりのマッサージに使いたい
お肌に付けるアロマクラフトに使う場合は、少し精油の選び方の基準を上げます。
成分分析表を公開している精油
オーガニック認証の精油
必ずしも「成分分析表を公開」していて、「オーガニック認証を受けている」精油でなければ肌に付けてはいけないわけではありません!!
ただ個人的には肌に付ける場合はこの精油を選ぶかなぁというところです。
なぜお肌に付ける場合に、わたしが精油を選ぶ基準を少し厳しくしているのか、理由は2つです。
①アロマテラピーの効果は精油の成分ありきだから
例えば肩こりの緩和などを目的にマッサージオイルを作るとします。
肩こりの緩和をするのは、その精油に肩こりを緩和する成分が入っているからです。
であれば、肩こりを緩和するとされる精油の成分がちゃんと入っているのか、わかっていたいですよね。
成分分析表があれば、その成分がどれだけの割合で入っているのかを知ることができます。

↑こんな風に紙が入っているものもあれば、ネットで公開されているものもあります。
「どの成分に何の作用がある」かなんて、普通は知りません。
なので、成分分析表を読めなくてもいいんです。
ただ、成分分析表を公表しているということは
「この精油はこんな成分が入ってますよ~」
と断言しているということなので、そのようなメーカーは信頼できるということなのです。
「ラベンダー精油に入っているべき成分が入っていない」
なんてことは、成分分析表を公開しているメーカーにはあり得ませんからね。
②肌に付ける場合は体に入る精油の成分の量が多い
お肌に付ける場合は、香りを嗅ぐだけの時よりも、精油の成分が体の中に入っていく量が多くなります。
体に入る成分が多くなると気になるものは「精油に含まれる農薬」の量です。
せっかく「健康に役立てたい」と思って精油を使っているのに、農薬が入っていたら台無しですよね。
なので、お肌に付ける場合は「この精油には農薬が入っていません」と認められたオーガニック認証のある精油をおすすめします。

オーガニック認証の基準を満たしたものは以下のようなマークがつけられています。

ABマーク
フランス農務省による認証のマーク。
最低3年間は有機農法実施していること、オーガニック材料を95%以上含むこと、EU圏内で生産あるいは、加工されたものに限るなど、厳しい基準を設け、1年ごとの抜き打ち検査も行われる。
出典:ORGANIC PRESS

エコサート認証
フランスおよび130カ国以上で、30年以上オーガニック製品の監査と認証に関する経験を持つエコサートは、サステイナブルの実践的な認証を提供する世界のリーディングスペシャリストです。
出典:エコサート・ジャパン
信頼できるおすすめの精油メーカー5選
わたしが実際使ったことがある中で、ということになりますが、
ここはおすすめできる と思った精油メーカーをご紹介します。
初心者の方におすすめなお手頃価格の精油
生活の木
日本で一番有名なアロマとハーブの専門店です。
直営店も日本中の至る所にありますので、精油の香りを試したい時も便利です。
(ちなみにわたしの住んでいるところにはありませんが泣)
おすすめポイント
- 精油は3ml、10ml、50ml、100ml、1000mlと幅広い
- 希少精油は1ml~
- お求めやすい価格帯
- ネットで成分表を確認できる
- 精油の他にハーブティー、アロマクラフトの材料、アロマグッズなどが揃っている
3mlの精油があるのは、あまり使わない精油の時は重宝しますし、価格がお手頃なのが魅力です。
生活の木情報
- 価格(2021年9月売れ筋順)
・ラベンダー・フランス産(真正ラベンダー)・・・ 3ml ¥600+税 10ml ¥2,000+税
・ティートゥリー・・・ 3ml ¥600+税 10ml ¥1,500+税
- 精油の種類・・・170種類以上
- 生活の木 公式楽天市場店
フレーバーライフ
精油は英国Aromatherapy Trade Council(アロマテラピー精油取引協議会)、Soil Association(英国土壌協会)加盟社から輸入されています。
おすすめポイント
- 高品質なのにお手頃価格
- 全国2,000社以上のアロマテラピーサロンやスクールで使用されている
- 精油だけでなく植物油やアロマクラフトの基材、アロマグッズも充実
- 精油を購入の際、希望の方は成分分析表がもらえる
- 和精油の取り扱いもある
- Soil Association」(英国土壌協会)のオーガニック認証を受けたクイーンメリーオーガニックエッセンシャルオイルの取り扱いもある
フレーバーライフ情報
- 価格(2021年9月売れ筋順)
・ラベンダー・フランス10ml 1,540円(税抜1,400円)
・ティートリー 10ml 1,430円(税抜1,300円
- 精油の種類・・・120種類以上
- フレーバーライフHP
アロマテラピー上級者向けのオーガニック認証の精油
フロリハナ

フランスのプロヴァンス地方の蒸留所で精油が蒸留されています。
おすすめポイント
- エコサートとコントロールユニオンによりオーガニック認定を取得している
- 大変厳しく製品の管理が行われていて信頼できるメーカーの一つ
- 価格がお手頃
- 5g~販売されているので使い切りやすいサイズ
- ロットごとの詳しい成分分析表がネットで見ることができる
- なにしろ見た目がかわいい
オーガニック認証を取得している照明のABマーク、ユーロリーフ、エコーサート、JAS、USDA(NOP)のマークが商品についています。

ネットでロットごとの詳しい成分表が見れますが、フランス語?のため、成分の知識がないと何の話かわからないかもしれません。
ロットごとでなければ、日本語で精油の紹介部分におおまかな成分が書いてあります。
デメリットとして唯一あげるとすれば、蓋の部分がチャイルドロックになっていて、慣れないと開けにくいことです。
最近は普通の蓋に徐々に変わってきているようです。
フロリハナ情報
- 価格(2021年9月ランキングより)
・ラベンダー・ベラ オーガニック・・・5g 1200円+税
・レモングラス・・・5g 900円+税
- 精油の種類・・・100種類以上
- フロリハナ楽天市場店
フィネッサンス

世界最大級の認証機関Bureau Veritas Certificationから認証を受けている、100%オーガニックの精油メーカーです。

おすすめポイント
- 厳しく製品管理されており、信頼できるメーカーの1つ
- ロットごとに成分分析がされていて公表されている
- メディカルグレードのわりにお手頃価格
サイトでも見ることができます

プラナロム
プラナロム社はベルギーに本社があり、日本では「健草医学舎」が正規日本輸入代理店です。
おすすめポイント
- 厳しく製品管理されており、信頼できるメーカーの1つ
- ロットごとに成分分析がされていて公表されている
- 輸入した精油をさらに日本で成分分析している
- メディカルグレードの精油
- メディカルアロマをするなら結局はプラナロム推し!

価格が高めな理由は、日本でわざわざ成分分析を行っているからです。
プラナロムの精油は、精油を医療に使われているヨーロッパでは医療用として使われています。
ですので、そのまま輸入しても安心な精油ではあるのですが、健草医学舎は輸入した精油をわざわざ国内で成分分析を行っているんです。
そこで成分などが基準値以下のものは出荷しないなど、大変厳しい製品管理を行っています。
成分分析表は精油の箱の中に入っていますし、ネットでも見ることができます。

信頼できる精油メーカーを選んで安全なアロマテラピーを
おすすめの精油メーカーと選び方をご紹介してきました。
「アロマオイル」ではなく「精油」「エッセンシャルオイル」を選ぶことは必須条件です。
精油を使う目的は大きく2つに分けられます。
肌につけないもの
「香りを楽しむもの」「雑貨としてのアロマクラフトを作るもの」として使う
肌につけるもの
「手作りコスメを作る」「トラブルの緩和」として使う
目的によって精油メーカーの選び方が違ってきます。
どちらの目的で使いたいのかをまずはっきりさせてから、精油メーカーを選ぶといいです。
まずは高品質だけどお手頃価格の精油から試してみましょう。