アロマテラピーの基本

精油(エッセンシャルオイル)とは?精油とアロマオイルの違いも解説

この記事は「精油(エッセンシャル)とは何なのか?アロマオイルと精油って違うの?」について説明した記事です。

え?精油とアロマオイルって違うんですか?

アロマテラピーに使う香りのするものの呼び方として

  • アロマオイル
  • 精油
  • エッセンシャルオイル

などの言葉をよく聞くと思います。

アロマ初心者の方は、もしかすると「アロマオイル」も「精油」も「エッセンシャルオイル」も同じことを言っていると思われている方が多いのでは?

実は、「アロマオイル」と「精油・エッセンシャルオイル」は全くの別物なんです!

精油・エッセンシャルオイル

植物から抽出された100%天然の香りの成分

アロマオイル

合成香料

または天然の香料を含んでいても100%ピュアなものではなく、別のものが入っている

一般的に精油のことを「アロマオイル」と呼んでいる感じなので、混乱が増すばかりですよね。

本物の精油と合成香料の違いを知っていて、あえて精油を「アロマオイル」と呼んでいるのなら、全然問題ないと思います。

しかし、その違いを知らずに合成香料の「アロマオイル」をアロマテラピーに使うと、アロマの効果は全く実感できないことになります。

なので、これからアロマテラピーを始めたいという方には、ぜひ精油と「アロマオイルの違い」を知って、アロマテラピーには精油を使っていただきたいと願っています。

この記事でわかること

精油・エッセンシャルオイルとは?

アロマオイルと精油の違い

アロマテラピー歴14年、アロマの保健室みるふるです。2021年までアロマスクール講師、セラピストをしていました。 3つのアロマ協会のインストラクターを取得しています

 

精油(エッセンシャルオイル)は植物から採れた香りの成分

精油

まずはアロマテラピーに必須の「精油」についてご紹介していきます。

精油は高濃度の天然の化学物質

アロマテラピーで使用する「精油」は「エッセンシャルオイル」とも呼ばれます。

植物から香りの成分(芳香成分)だけを抽出した100%ピュアな香りの成分です。

その香りの成分1つ1つが薬理作用を持っていて、心身にさまざまな働きをしてくれるんですね。

精油の効果効能一覧

そして精油を一言で言うと、

高濃度の天然の化学物質

です。

抽出された香りの成分は、植物自体に含まれているの時の100倍から1000倍に濃縮れています。

ハーブとして使う時は緩やかな作用のものも、精油になったら作用が強いというわけです。

「精油って自然のものだから安全」というイメージが多いと思いますが、実は精油は高濃度の天然の化学成分の集まりと言えます。

精油はバリバリの天然の化学物質の集まりなので

100%天然のものだから飲める

100%天然のものだから直接肌につけても大丈夫

100%天然のものだから何やってもOK!

というわけにはいきませんね。

精油は天然の化学物質なんですね。

でもその香りの成分は植物のどこから採れるの?

 

精油はどこからどうやって採れるのか

例えばこんな経験ありませんか?

  • ペパーミントの葉をこすったら清涼感のある香りがした
  • ラベンダーをゆすったらフローラルな香りがした
  • レモンの皮を潰したら爽やかな香りがした。
    (目に入ったらしみるやつ)

ずばりその香りが精油です。

精油は、主にハーブなどの芳香植物という香りのする植物のうち、商業的に採算のとれるものから抽出されます。

精油は植物の

花、茎、葉、根、果皮、樹脂、樹皮、種子

などから抽出されます。

抽出する方法はいくつかあります。

  • 水蒸気蒸留…ほとんどの精油
  • 圧搾法…柑橘系
  • 有機溶剤法…花や樹液など

など

詳しい説明は省きますが、ほとんどの精油が水蒸気蒸留法で抽出されます。

お花の精油は、有機溶剤法で抽出されることが多いです。
(その方が香りが強いため)

ですが、有機溶剤法で抽出された精油は、薬剤が残っている可能性があるので、肌に塗ることは推奨されておらず、主に香りを楽しむことに使われます。

同じローズでも水蒸気蒸留法と有機溶剤法で採れた精油があり、間違えないように区別されています。

  • 水蒸気蒸留法…ローズ・オットー
  • 有機溶剤法…ローズ・アブソリュート

香りも成分も違います。

ローズの精油ってすごくいい香りだけどお高いですよね…精油の種類で値段が違うのも不思議です

 

精油の種類で値段が違う理由

同じメーカーでも、ラベンダーとティートゥリーの精油の値段が違うということ、ありますよね。

ローズの精油なんて5mlで30,000円~40,000円ほどで気軽に手が出せない感じです

精油の種類で値段が違うのは、精油を抽出するのに使う植物の量と、その植物の値段が違うからです。

まず植物に含まれる香りの成分が植物によって全然違うので、精油を抽出するのに使う植物の量が違います。

精油を1kg抽出するために必要な植物の量

ラベンダーの花穂…150kg

ローズの花びら…3~4トン

そして植物自体のお値段も全然違います。

ラベンダーの花穂とバラの花びらの値段も全然違いますしね。

精油の値段が一律でなく、種類ごとに違うのはそういう理由からです。

価格についてですが、お手頃な精油の相場はおおよそこんな感じです。

3mlで600円~

10mlで1300円~

(メーカーによってかなり違いますが)

 

天然100%の精油を購入するポイント

日本では精油は雑貨扱いなので、雑貨屋さんに行けば精油もアロマオイルも同じアロマコーナーに置いてあります。

しかもアロマオイルの方が値段が安いので、ついついアロマオイルを購入しがちです。

間違えてアロマオイルを購入しないように、精油の購入ポイントをご紹介します。

まずはここだけ確認すればOKです!

箱に「精油」または「エッセンシャルオイル」と書いてある

精油やエッセンシャルオイルは箱に必ず書いてあります。

逆に100%ピュアな精油でなければ「精油」「エッセンシャルオイル」と表記することはできません。

だからアロマオイルには「精油」「エッセンシャルオイル」と書いてありません。

とりあえずそれだけチェックすれば大丈夫です。

さらにもっと信頼のある精油を購入したいなら、ここもチェックしましょう。

  • 植物の学名が書いてある
  • 抽出部位・抽出方法が書いてある
  • 原産国名が書いてある
  • 蒸留年月、消費期限が書いてある
  • ロット番号が書いてある

あとはアロマメーカーのものを購入すると間違いないです。

アロマのメーカーどこを選ぶ?信頼できる精油メーカー5選この記事では「信頼できる精油のメーカー」についてご紹介します。 アロマのメーカー、確かにたくさんあって迷いますよね。 ...

 

精油の特性を知っておこう

精油はこのような特性があります。

水に溶けにくく、油脂やアルコールには溶けやすい

揮発しやすい

分子量が小さい

薬理作用を持っている

芳香成分の集まりなので香りが強い

水より軽いので水に浮く(例外もあり)

ほとんどのものが常温で液体(寒いと固まるものもあります)

水に溶けにくく、油脂やアルコールには溶けやすい

この性質はアロマクラフトを作る時に関わってきます。

分子量が小さい

分子量が小さい、油溶性ということから、肌に付けると血管まで入っていきます。

この性質は精油をセルフケアに使う時に関わってきます。

 

精油の保管方法に気をつけよう

精油を劣化しないために保管方法にも気を付けましょう。

直射日光を避け、冷暗所に保管する

遮光性のあるガラス瓶に入れる(透明だと劣化しやすい)

立てて保管する(プラスチック製のドロッパーを溶かす可能性がある)

使用後は蓋をしっかり閉める(ゆるく閉めるともれたり揮発しやすい)

火のそばに置かない(燃えやすい)

子供やペットの手の届かない場所に保管する

消費期限内に使用する。(開封後の使用期限は、ほとんどのものが1年、柑橘系は半年以内です。)

天然の精油だから使う時の注意点もあるのですね。

では、アロマオイルはどういうもの?

 

アロマオイルは合成香料

「アロマオイル」は「精油」と混同されがちですが、実は精油とは全く別物です。

合成香料を含むアロマオイル

アロマオイルはこのようなものです。

アロマオイル

合成香料

または天然の香料を含んでいても100%ピュアなものではなく、別のものが入っている

アロマオイルは精油と違って、植物だけから抽出された100%ピュアなものではないのです。

ですので、ラベンダーを嗅いでリラックスしようと期待しても、ラベンダーのアロマオイルにリラックスする成分は入っていません

仮にラベンダー精油が含まれていたとしても、本物の精油ほど成分は入っていませんから、リラックス作用も期待できないでしょう。

(プラシーボ効果はあるかも)

じゃぁアロマオイルはダメですね
みるふる
みるふる
アロマテラピーの効果を期待して使う場合には「ダメ」ってことになりますね。 

ただ香りを楽しむだけならOKなのです。

香りを楽しむだけなのか、アロマテラピーの効果を期待したいのか、使い分けが大事です。

 

キャンドルやポプリの香り付けもアロマオイル

ふだん「アロマの香り」と思っているものも、精油ではなくアロマオイルの場合がたくさんあります。

  • キャンドル作りに使われる「フレグランスオイル」
  • ポプリの香り付けに使われる「ポプリオイル」

市販のリードディフューザーも本物の精油が使用されることは少ないでしょう。

リードディフューザーやキャンドルに精油を使う場合、大量の精油が必要となり、値段が跳ね上がります。

しかも精油は揮発しやすいので、香りが長く持ちません。

なので、市販のキャンドルやリードディフューザーは、香りが強くて長く持つ「フレグランスオイル」や「ポプリオイル」が使われます。

本物の精油を使ったキャンドルやリードディフューザーはもちろんありますが、お値段が全然違います。

 

 精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルの違い

精油とアロマオイルの違いを表にしました。

購入する時の参考にされてください。

精油 アロマオイル
成分 植物のみから採れた香料 人工香料
価格
  • 種類によって全然違う
  • 高め
  • 違う種類でも同じ価格
  • 安い
用途 アロマテラピー 香りを楽しむ
ラベル表示 精油、エッセンシャルオイル 精油、エッセンシャルオイルとは書けない

 

注意したいのは、「天然の香料だからいい」「合成香料だから悪い」ということではありません。

香りを楽しむことだけが目的なら、アロマオイルでOKです。

ただアロマテラピーの効果を期待して使うのであれば、精油でないと意味がないということです。

目的に応じて使い分けましょう。

 

精油とアロマオイルの違いを知って、生活に役立てよう

一般的に精油も「アロマオイル」と呼ばれることが多いので、混乱しますよね。

精油とアロマオイルの違いを知っておかないと、アロマテラピーに合成香料のアロマオイルを使ってしまって効果を感じられないということも出てくるでしょう。

精油・エッセンシャルオイル

  • 植物から抽出された100%天然の香りの成分
  • アロマテラピーで効果を期待して使う時は必須

アロマオイル

  • 合成香料、または天然の香料を含んでいても100%ピュアなものではなく、別のものが入っている
  • 芳香浴として香りをたのしむだけならOK

「天然の精油がいい」「合成香料のアロマオイルがダメ」ということではなく、目的に応じて使い分けることが大事です。

こちらのメーカーの精油はお手頃でおすすめです↓
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みるふる
アロマの保健室のみるふるです 2016年3月~2020年8までアロマサロン、2021年3月までアロマスクールをしていました。 アロマテラピーを楽しく生活に活かすための、わたしなりの使い方の記事を書いています。 取得資格 ナード・アロマインストラクター 嗅覚反応分析士インストラクター
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