この記事は「アロマテラピー協会のスクールに通うことを検討している」方向けに、私が知っている範囲でそれぞれの協会の特色や、スクールを選ぶポイントなどを書いたものです。
アロマテラピーの協会はどこを選べばいいんだろう?
スクール選びのポイントは?
アロマテラピー協会はそれぞれ特色が違うので、どこを選べばいいのか迷ってしまいますね。
そこで私が実際に所属したことがある協会や知っている協会に限りますが、レビューも含めお伝えしていきます。
アロマテラピー協会の特色はざっくりと2つに分けられます。
- リラクゼーションや楽しむことを目的としたもの
- メディカルアロマテラピー
ざっくりわけてこうですが、リラクゼーションのアロマだからと言ってメディカル要素を学ばないわけではありません。
そしてカリキュラムは協会で選びますが、結局はスクールの先生との相性も大きいですね。
ボディケアも含め複数のスクールに通った経験を持つわたしが、「スクールを選ぶ時にここをチェックしておけばよかった」と思ったポイントもお伝えします。
この記事でわかること
NARD、JAA、AEAJの特色
通学制スクールを選ぶポイント
通学制スクールは受講料もお高いので、アロマテラピースクール選びの参考になれば幸いです。
大手アロマテラピー協会の種類
大手のアロマテラピー協会は次のようなものがあります。
※他にもたくさんあるのですが、わたしが通ったことのある協会と知っている協会に限らせていただきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ナード・アロマテラピー協会(NARD JAPAN)
精油の成分など化学的にアロマテラピーを学ぶことができる協会です。
いわゆる「フランス式アロマ」「メディカルアロマ」と呼ばれる種類のアロマテラピーを学ぶことが出来ます。
以前はスクールでの受講が必須だったのですが、最近はオンラインでの受講も可能になったようなので、遠くのスクールでも受講できますね。
初めから「アドバイザー」コースを受講してもいいですし、お試しで「アロマテラピー・ベイシック」を受講してもいいと思います。
ナード・アロマアドバイザー
カリキュラム: 14レッスン
受講料: 14万~30万(スクールによって違いますので確認されてください)。他に試験料6,000円、アドバイザー登録料6,000円、年会費11,000円
修了後はアロマテラピーベイシックの講座を行うこともできます。(アロマテラピーベイシックの講座を受講必須)
アロマテラピーを「癒しのもの」「リラクゼーションのもの」と考えていたら、いきなり化学とか出てきてびっくりするかもしれません。
ですが、アロマアドバイザーの資格を取得するとアロマのお仕事をするには十分な知識がついていると思います。
わたしはナードのインストラクターを持っていますが、ナードで学んで初めて成分や作用が線でつながった感があり、本当の意味で使いこなせるようになりました。
日本アロマコーディネーター協会(JAA)
会員数約2万人のアロマ協会の講座です。
自分や家族に役立てたい人からお仕事にしたい人まで幅広く対応しています。
私が実際に学んだ印象ですが、アロマクラフトの種類が多く「生活に活かすアロマテラピー」という感じでした(13年前)。
始めに受ける講座は「アロマコーディネーター」になります。
アロマコーディネーターだけでもお仕事としてアロマクラフト教室などが出来ますが、その後インストラクターを取得し認定校になるとコーディネーターの資格取得コースを教えることができます。
JAAアロマコーディネーター講座
カリキュラム:15レッスン
受講料:130,000円~200,000円※スクールによって違うので確認されてください。他に受験料11,000円、登録料33,000円、年会費13,200円
※通信講座もあります
わたしが初めてアロマスクールに通ったのがJAAのアロマコーディネーターコースでした。
レッスンで作るアロマクラフトの種類が豊富で、楽しくレッスンを受けることができました。
日本アロマ環境協会(AEAJ)
日本最大の会員数5万千人を誇る協会です。内閣府に公益認定されている日本アロマ環境協会(AEAJ)の資格です。
アロマインストラクターの資格を取得する前に、アロマテラピー検定1級、アロマアドバイザーの資格を取得する必要があります。
アロマテラピー検定1級とアロマアドバイザーを一緒に取れるスクールもありますので、アロマインストラクターを目指している方は、始めからスクールに通った方がいいかもしれません。
AEAJアロマインストラクター
標準カリキュラム: 48時間以上
料金:180,000円程度※スクールによって違うので確認されてください
他に入会金10,000円、年会費12,000円、受験料:5,236円、登録認定料10,450円
アロマテラピー保険制度があり、お仕事でアロマをする人にとっては心強い制度です。
わたしもセラピスト時代、この保険制度に入りたくてAEAJに加入だけしようかなと思っていました笑
大規模なイベントも行われていたり、印象としてはオシャレなアロマという感じです。
(今回紹介した中で唯一所属したことがない協会なので、あくまで外部からのイメージですが)
通学制のスクールのメリット・デメリット
アロマテラピー協会の認定校を開校したい
という方はもちろん
アロマクラフト教室を開きたい、イベント出店をしたい
自分や家族のホームケアに役立てたい
という方まで、時間・場所・お金が許せば通学制のスクールをおすすめします。
「時間・場所・お金が許せば」と書いているのは、そこがデメリットになるからです。
通学制スクールのデメリット
- 講座の日時が決まっているから好きな時に受講というわけではない
- スクールが遠方にしかない場合、交通費などの負担が大きい
- 講座料金がお高め
ただ、そこがOKな方であれば通学制のスクールがおすすめです。
理由はいくつかあります。
通学制スクールのメリット
- 講座の日時が決まっているので、強制的に勉強できる
- 講師から直接指導してもらえ、わからないところはすぐに質問できる
- 他の生徒さんと一緒に学ぶこともあるので挫折しにくい
- お仕事にする時、相談にのってもらいやすい
通学・通信・独学関係なく、資格を取った方がいい理由についてはこちらに詳しく書いています↓
では詳しく見ていきましょう。
講座の日時が決まっているので、強制的に勉強できる
通学制のスクールは始めから日程が組んであったり、講師とスケジュールを決めたりするので、講座の日時が決まっています。
なので通信講座や独学のように「今日は勉強しなくていっかぁ」なんてことはありません。
講師と約束することにより強制的に勉強できるので、挫折しにくいです。
講師から直接指導してもらえ、わからないところはすぐに質問できる
通学制のスクールは講師から直接指導を受けます。
やはりオフラインで直接指導というのが一番頭に入りやすいと思います(みるふる調べ)。
アロマクラフトの実習も直接指導を受けるので、その場にいないと出てこないアドバイスがたくさん受けられます。
他の生徒さんと一緒に学ぶこともあるので挫折しにくい
講師とのマンツーマンの時もあれば、他に生徒さんがいる場合もあります。
一緒に学ぶ生徒さんがいると、横のつながりができ、より挫折しにくくなります。
お仕事にする時、相談にのってもらいやすい
通学制のスクールだど、実際にお仕事にする時に、講師に相談に乗ってもらいやすいです。
(講師によりますが…)
この点については次で詳しく説明していますので、ぜひお読みください
通学制のスクール選びのチェックポイント
私はアロマスクールやボディケアのスクールなど、これまで多数の通学制のスクールに通っています。
今思えば、「スクールを決める時にここはチェックしておけばよかった…」と思う点があります。
それは
- 受講後のフォローはあるのか
- 起業する時の相談に協力的か
ということです。
スクールを決める時には、アロマテラピー協会の内容も大事ですが、もっと大事なのは
そのスクール(講師)自体がどんなサービスをしているのか
ということです。
だけど外部からはなかなかわかりづらい所なんですよね
受講後のフォローはあるのか
講座が終わったらそのまま講師と受講者の関係も終了するスクールもあれば、その後もフォローレッスンなどをしてくれるスクールもあります。
フォローレッスンは義務ではないので、するしないはスクールの考えによります。
その後のフォローレッスンがないと
受講して資格を取ってもスクールから離れると、内容を忘れてしまいがち
その後のフォローレッスンがあると
- 実は間違えて覚えていたことがフォローレッスンによってわかったりする
- 講師や他の受講者の方ともずっと情報交換や交流ができる
- 受講内容だけでは足りなかった情報が得られる
同じ協会の講座を受講してもフォローレッスンがあるかないかで、その後のアロマテラピーに関する情報量が違ってきます。
フォローレッスンがあるかどうかはリサーチしておいた方がいいです。
起業する時の相談に協力的か
これはアロマをお仕事にしたい人向けの話になりますが…
アロマテラピーをお仕事にしたい場合、スクールが起業する時の相談にのってくれるのかは大事なポイントです。
もちろんアロマスクールは起業するための学校ではないので、起業の相談にのる義務はありません。
本業として成功する方法は、アロマスクールで教えることではないですしね。
しかし
イベント出店したいけど何をどうすればいいの?
おうちでアロマクラフト教室したいけど、準備するものは?
認定校をしたいんだけど、どうすればいいの?
精油の仕入れ先は?
などは講師は経験済みですよね。
それなら「私の場合はこうしましたよ」と教えてくれる講師が親切だと思います。
だってアロマテラピーを学んだだけで、それをイベント出店やアロマクラフト教室に活かすのって、始めはどうすればいいかわかりませんもんね。
「アロマテラピースクールだからアロマテラピーのことだけ教える」は当然ですが、やり方を知っているなら生徒さんに教授しましょうよ、と私は思います。(何があった笑)
しっかりリサーチしてあなたに合ったスクールを見つけよう
大手のアロマテラピー協会や、スクール選びのポイントなどをお伝えしてきました。
大手のアロマテラピー協会は
などがあり、それぞれ特色があるのでHPでしっかりチェックしてみてください。
かなり主観ですが、
メディカル要素強めのアロマテラピーなら…NARD
アロマクラフトの種類をたくさん知りたい、楽しみたいなら…JAA
オシャレ要素強めなら…AEAJ(これはイメージですが)
かなぁと思います。
そして近くにお目当ての協会のスクールがあったら、
- 受講後のフォローはあるのか
- 起業する時の相談に協力的か
などもチェックしてみてください。
それを「やっているスクールがいい」「やってないスクールが悪い」というわけでは決してありません。
が、実際に複数のスクールに通ったわたしの感想はそうでしたので、参考にされてくださいね^^
あなたにぴったりなスクールに出会うことを願っています。