アロマテラピーの基本

アロマテラピーとは?香りを楽しむアロマとメディカルアロマ

アロマテラピーとは

アロマテラピーって癒しやリラックスするもの、という印象があると思います。

でも最近マスク用スプレーにアロマがよく使われたりして抗ウイルス作用があるとかも聞いたり。

アロマテラピーっていい香りがしてリラックスするものなの?

それとも薬効があるの?

この記事は、アロマテラピー歴14年、3つのアロマ協会のインストラクター取得の著者が、アロマテラピーっていったい何なのかを詳しく説明します。

この記事でアロマテラピーについて少しでも理解が深まれば幸いです。


1・アロマテラピーとは

アロマテラピー

アロマテラピーとは植物の芳香成分を使った療法のことです。

植物に含まれる香りの成分=芳香成分のみを凝縮した精油を使って、体や心の不調やトラブルに利用することが出来ます。

「アロマセラピー」とも呼ばれますが、違いは「アロマテラピー」がフランスの呼び方、「アロマセラピー」はイギリスの呼び方ということで、どちらも同じ意味です。

この記事では「アロマテラピー」と呼ぶことにします。

日本では「アロマテラピー」に対する考えが主に2つあります。

それが「香りを楽しむアロマテラピー」「精油の作用を利用するアロマテラピー」です。

日本ではまだ香りを楽しむアロマテラピーの方がイメージが強いと思いますが、最近ではアロマテラピーが認知症予防や免疫をアップさせたりなどの研究が発表されたりなど、薬効のほうも知られるようになりました。

香りを楽しむアロマテラピーも精油の作用を利用するアロマテラピーもどちらもすばらしいのですが、考えの違いを知っておくとより理解が深まります。

 

薬効重視のフランス式アロマテラピー、メディカルアロマ

化学的なアロマテラピー

精油は古代エジプトのころからあったのですが、芳香療法として精油をお薬のように使うようになったのは1920年代のフランスが始まりです。

フランスの科学者が実験中にやけどをした時に、たまたまあったラベンダー精油をとっさに使ったそうです。

するとやけどの治りが早かったことから、精油に薬効成分があると認知されるようになったのが始まりと言われています。

そこから精油を医薬品として使う方法がフランスで広まりました。

なので、フランスでは精油はお薬みたいに使うアロマテラピーが主流です。

お薬として使うので精油の濃度も高く、毎日香りを楽しむために使うのではなく不調やトラブルのある時にのみ使われています。

外国の薬局イメージ

薬局でお薬として販売される精油もあり、それらの精油は厳しい基準をクリアしたものです。

 

日本でのメディカルアロマ

日本で「メディカルアロマ」と呼ばれているのは「フランス式アロマテラピー」のことが多いです。

(多いですとしたのは、たまに違うものもあるから)

メディカルアロマは、精油の成分や作用ありきなので精油のグレードも気をつけないといけないし、成分や作用、禁忌のことも詳しく勉強する必要があります。

フランスなど医療に使われているところでは、精油の濃度は高くして使われていますが、日本でのメディカルアロマは精油の濃度を高くして使うとはあまり教えられていません。

なので、リラクゼーションのアロマテラピーとあまり違わないかもなぁとも思いますが。

そして日本で「メディカルアロマ」と言われていたとしても、医者以外の人が精油を使って治療したり、薬のように効能を言って販売することは当然できません。

日本でメディカルアロマをするのは、自分や家族に対してのみです。

メディカルアロマの例としては

  • 痒み止めのジェル
  • 肩こりのためのオイル
  • 抗菌スプレー

など、他にも精油の薬効成分を利用してさまざまな不調に役立てることが出来ます。

病院に行くほどでもないプチ不調、お薬を飲むほどでもないプチトラブル、風邪の予防など、精油の成分や作用を知っておくと、毎日の生活にすごく役に立ちます。

フランス式アロマ、メディカルアロマ
  • 精油は香りの好き嫌いより薬効重視でお薬みたいに使われる
  • 精油の薬効重視なので精油のグレードは気をつける
  • 精油の濃度は高く、不調がある時のみに使い、リラクゼーション目的のように毎日使うものではない
    (ただ日本では精油の濃度を高くして紹介していることは少ない)
  • 精油の成分や作用、禁忌、グレードなど深い知識が必要
  • 自分や家族にプチ不調、トラブルなどに役立てることが出来る

 

リラクゼーション目的のイギリス式アロマテラピー

香りを楽しむアロマテラピー

フランスでアロマテラピーを学んだマルグリット・モーリーという人が、イギリスにアロマテラピーを伝えました。

その時、精油に植物油を混ぜてマッサージや化粧品に使う方法として伝えられたそうです。

なので、イギリスのアロマテラピーは、薬効を期待してというよりは、香りを楽しむリラクゼーションやマッサージ、エステ、メンタルへの働きかけ、スピリチュアルなどに使うものとして広まりました。

精油を化粧品などのアロマクラフトに使うので、精油の濃度は低く使い、リラックスのために毎日香りを楽しむという使い方です。

アロマで癒される、リラックスするという考えはイギリス式のアロマテラピーなのです。

リラクゼーションのアロマテラピー

日本で出版されているアロマテラピーの本はほぼイギリス式です。

イギリス式、香りを楽しむアロマテラピーの例

  • ディフューザーで香りを楽しむ
  • ルームスプレー
  • 香水
  • バスソルト
  • 手作りスキンケア
  • アロマサロンなどでのアロマトリートメント

など、全部香りを楽しむものですよね。

もちろん香りを楽しむだけでなく、精油が心身に与える作用も取り入れられています。

香りを楽しみながらメンタルや自律神経への働きも期待できますし、スキンケアに使うのであれば精油のお肌への作用も期待できますね。

この香り重視のアロマテラピーであれば、体の中に入る精油の量は少ないので精油のグレードにそこまでこだわる必要もありませんし、禁忌もそこまで気にする必要もありません。

気軽に香りを楽しみながらもメンタルや自律神経のケアも出来る、気軽で安全なアロマテラピーです。

イギリス式、リラクゼーションのアロマテラピー
  • 精油は香りが心身におよぼす作用を楽しむもの
  • 精油の濃度は低く使い、香りを楽しむために毎日使う
  • 香料としての精油
  • めちゃくちゃ深い精油の知識は必要ない、精油のグレードもこだわらなくてOK
  • 毎日好きな香りを楽しむことが出来る

 

日本で「フランス式」「イギリス式」が混在している理由

さて、なぜ日本でフランス式アロマとイギリス式アロマが混在しているのかの理由です。

先に日本にアロマテラピーが伝わったのが「イギリス式」なので、日本でのアロマテラピーはリラクゼーションや癒しのイメージになったということです。

その後だいぶ遅れてフランス式アロマテラピーが入ってきました。

しかし日本では既に「アロマと言えば癒し」のイメージになって広まっていました。

そこでリラクゼーション目的のアロマテラピーと区別をつけるために「フランス式アロマテラピー」とか「メディカルアロマ」と呼ぶようになったのではないかと考えています。

日本でのアロマテラピーは、メディカルアロマも精油を低い濃度で使うことが多いですし、リラクゼーションのアロマも精油の作用はもちろん利用していますので、リラクゼーションもメディカルも融合されているのかなと思います。

しかし、アロマテラピーの目的で精油の選び方や使い方もそれで決まるので、始めに決めていた方がいいと思います。

具体的にどう違うのかわかりやすくまとめてみました。

メディカルアロマをするなら
  • 精油の成分が大事なので精油のグレードに気をつける
  • 精油の成分や作用、禁忌の深い知識が必要

 

リラクゼーションのアロマテラピーをするなら
  • 精油として販売されているのであれば精油のグレードはこだわらなくてOK
  • 精油やアロマテラピーの基礎知識くらいでOK

 

まとめ

一言でアロマテラピーと言っても、日本でのアロマテラピーは主に2つあるとわかりましたね。

アロマの香りで癒されたい、ルームスプレーや化粧品をつくって楽しみたいなら、イギリス式、リラクゼーション目的のアロマテラピー。

精油の薬効成分を活かして不調やトラブルに役立てたいのなら、フランス式アロマ、メディカルアロマテラピー。

どちらのアロマテラピーもすばらしいので、いいとこどりをおすすめします。

精油の薬効も学び自分や家族に役立てながら、毎日好きな香りを楽しむ、なんて素敵ですよね。

このブログも、リラクゼーションのアロマテラピーとメディカルアロマのいいところを取り入れてご紹介しています。

アロマクラフトのカテゴリーが主にリラクゼーション、イギリス式のアロマテラピー

メディカルアロマのカテゴリーが主にメディカルアロマ、フランス式のアロマテラピーの記事です。

これからアロマテラピーを行う時の参考にされてください(^^♪

 

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ABOUT ME
ミルフルール
ミルフルールです 2016年3月~2020年8までアロマサロン、2021年3月までアロマスクールをしていました。 現在はスクールはお休み中です。 正しく楽しくアロマテラピーを行っていただくため、記事を書いています。 取得資格 ナード・アロマインストラクター 嗅覚反応分析士インストラクター