以前に比べると世間の除菌や抗ウイルスに対する意識が高まり、抗菌、除菌グッズの種類が増えましたよね。
ところで精油には抗菌作用があるものが多いということをご存知でしょうか?
抗菌作用のある精油を使って、香りもよく抗菌作用もある除菌ハンドスプレーやハンドジェルを作ることが出来ます。
この記事ではアロマテラピー歴14年の著者が、楽しくアロマを抗菌スプレーに使う方法をご紹介していきます。
アロマ除菌スプレーに使いたい抗菌作用のある精油
精油には抗菌作用のあるものがたくさんあります。
さっそくですが、ここで注意したいことは「抗菌」と「抗ウイルス」は違うということ。
しかし一般的に抗菌、除菌スプレーと言うと、「抗ウイルス」スプレーをイメージされていることが多い気がします。
おそらく抗菌スプレーを使いたい時も、ウイルスが気になって外出先の手の消毒に使うことが多いのかなと思います。
そのような理由から、今回は抗菌作用も抗ウイルス作用もあり、手にスプレーする時におすすめの精油をご紹介します。
抗菌作用も抗ウイルス作用もあり、使いやすい精油
これらの精油は抗菌作用や抗ウイルス作用があり、香りもいい精油が多いです。
禁忌もないので比較的使いやすい精油です。
- ティーツリー
- パルマローザ
- ゼラニウム
- ローズウッド(ホーウッド)
- マジョラム
- ラベンダー・スピカ
- ローズマリー・シネオール
- ローレル
抗菌作用は強いけど使いにくい精油
一応、精油の中でも抗菌作用がとても強いものもご紹介しておきます。
これらは抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用が強くとてもいい精油です。
しかし作用が強い分皮膚刺激などの禁忌があり、また香りも独特で強い香りの精油ばかりで、初心者の方には使いにくいかなぁと思います。
- オレガノ
- シナモンカッシア
- クローブ
- タイム・チモール
アロマ除菌スプレーの作り方
アロマ除菌スプレーの材料(30ml)
- 精油・・・合計6~12滴(数種類ブレンドした方が香りがよくなります)
- 無水エタノール・・・20ml(消毒用アルコールでも)
- 精製水・・・10ml(水道水でもOK)
- スプレー容器(アルコール対応のものかガラス製)
精油
抗菌作用や抗ウイルス作用を期待して作るので、「アロマオイル」ではなく、「精油」「エッセンシャルオイル」と表記のものを使います。
どんな精油を選べばいいかわからない方はこちらの記事を参考にされてください。
作り方
除菌ハンドスプレー例(スッキリした香り)
- ティーツリー・・・6滴
- ローズマリー・シネオール・・・3滴
- ローレル・・・3滴
- 無水エタノール・・・20ml
- 精製水・・・10ml
- スプレー容器
1・スプレー容器に精油を入れて軽く混ぜます。
今回の精油はあくまで私の好みなので、抗菌作用のある精油でご紹介した精油を参考に、好きな精油をブレンドされてください。
2・無水エタノールを20ml加え、一度スプレーノズルを閉めてよく振ります。
3・再びスプレーノズルを開け精製水を加え、スプレーノズルを閉めてよく振って出来上がり。
※手に付けるので精油の濃度を低くしています。
※食事の妨げになるようなら精油の量をもっと減らしてもOKです。
使い方
手のひらにスプレーして両手にもみこみます。
マスクの外側にスプレーすると、マスク用スプレーとしても使えます。
約2週間で使い切ってください
注意点
- 顔や目にはスプレーしないでください!!
- アルコールで皮膚が硬くなることもあるので、皮膚にスプレーする場合は必ず手のひらにしてください。
アロマハンドジェルの作り方
同じ精油を使ってアロマハンドジェルを作ることが出来ます。
アロマハンドジェルの材料(30ml)
- 精油・・・合計6~12滴
- 無水エタノール・・・15ml
- ジェル基材・・・15g
- ポンプ式容器
ジェル基材
お肌にやさしい成分が入っているので使い心地はしっとりです。
キサンタンガムで手作りすることも出来ます。(私は面倒くさがりなので、めったに作りませんが)
ポンプ式容器
ハンドジェルにはポンプ式の容器がおすすめです。
アルコール対応のものかガラス製のものを使います。
アロマハンドジェルの作り方(30ml)
アロマハンドジェル例(甘い感じの香り)
- パルマローザ・・・3滴
- ゼラニウム・・・3滴
- ホーウッド・・・3滴
- 無水エタノール・・・15ml
- ジェル基材・・・15g
- ポンプ式容器
1・ポンプ容器に精油を入れて軽く振る
2・無水エタノールを加え一度ノズルを閉めてよく振る
3・一旦ノズルを開けてジェル基材を加えよく混ぜる
4・混ざって少しトロッとしたら出来上がり
↑こんな感じになります
※食事の妨げになるようなら精油の量をもっと減らしてもOKです。
実は始めはビーカーで混ぜてましたが混ざりくく分離したままでした。
なのでポンプ容器の中に直接材料を入れて、ポンプ容器を思い切り振る方法で再度作ってみたら混ざりました。
アルコールとジェルは混ざりにくいので、思いっきり振れる容器で作るのがいいかも。
使い方と注意点
手のひらにもみこみます。
ジェルはしっとりしますが、アルコールが半分入っていますので刺激があります。お顔にはつけないでください。
約2週間で使い切ってください。
まとめ
除菌スプレー、ハンドジェルの作り方をご紹介してきました。
他の記事でもいろんなスプレーをご紹介していますが、除菌ハンドスプレーになると気をつけることが違ってきます。
- アロマには抗菌作用と抗ウイルスのどちらの作用も持っている精油があり、その中でも使いやすい精油、使いにくい精油があります。
- ルームスプレーに比べて、手に付けるので精油の濃度は低めです。
ぜひ好きな香りで抗菌ハンドスプレーやジェルを作ってみてください。
アロマについてもっと学びたくてアロマの資格を検討中の方はこちらの記事を参考にされてください。