市販のものは余ることも多いので、ルームスプレーとして使い切ることもできる虫よけスプレーを作ってみましょう。
この記事でわかること
- 蚊が嫌いな精油
- 虫除けスプレーの作り方
蚊が嫌いなアロマ6選
蚊が嫌いな成分が入っているアロマはつぎのようなものがあります。
蚊が嫌いな香りとしてはハッカ油も有名ですが、ここでは省きます。
ユーカリ・レモン
ユーカリ・レモンは「レモン」という名前のとおり、レモンのような香りがします。
メーカーによっては「ユーカリ・シトリオドラ」「レモン・ユーカリ」という名前です。
- ユーカリ・レモン
- ユーカリ・ラディアタ
- ユーカリ・グロブルス
- ユーカリ・ディベス
ユーカリは種類が多く、それぞれ成分も香りも作用もちがいますが、蚊が嫌いな成分を含む精油はユーカリ・レモンです。
他のユーカリを選んでしまうと、蚊よけ効果は期待できません。
ですので、精油を選ぶ時には「ユーカリ」の後の名前まで書いてあるものを選びましょう。
シトロネラ(シトロネラ・ジャワ)
シトロネラ・ジャワは「プラナロム」という精油メーカーの呼び方で、ほかの精油メーカーだと「シトロネラ」が多いかもしれません。
※プラナロムのシトロネラは、シトロネラ・ジャワとは全然違う成分です。
学名が「Cymbopogon winterianus」ということを確認するとまちがいないですね。
香りも独特でほかに用途がとくにないので、「香りがとっても好き」という方以外はわざわざ購入しなくてもいいかも。
レモングラス
ユーカリ・レモンやシトロネラよりはもう少し甘い香りです。
蚊よけのほかには「リラックス効果」の香りや、「筋肉の痛み」用のオイルなどに使えます。
リトセア(リツエアクベバ)
リトセアは今回紹介する中では一番蚊よけの効果は薄いかもしれません(一応、蚊が嫌う成分は入っている)が、香りは好きな人が多い印象です。
誘眠効果があり、夜のリラックスタイムにぴったりの精油です。
ゼラニウム
蚊よけの効果がすごくあるわけではないけど、蚊が嫌いな成分は含まれています。
どちらかというと蚊よけよりは、蚊に刺された後に使うことが多いです。
ペパーミント
ペパーミント精油やハッカ油は、蚊が嫌う成分の1つの「メントール」を多く含んでいます。
ミントの香りは人気があり、体感温度を4℃下げると言われており、夏にぴったりな精油なのですが、禁忌があるので注意が必要です。
ペパーミント精油に多く含まれる成分のℓ-メントンに神経毒性や堕胎作用があるからです。
ただ、そんなに怖がることはなく、普通にお部屋に香らせたり、3%程度の濃度のルームスプレーくらいだったら問題ないでしょう。
しかし今回紹介するスプレーは濃度を高くしているので、禁忌にあたる方は使わないようにしましょう!!
【悲報】蚊は嫌いだけど蜂がよってくる精油
さて蚊が嫌いな香りについてご紹介してきましたが、残念なことにこのなかに「蚊は嫌いだけど蜂は好き」な精油があるのです。
蜂にも気をつけたいキャンプのときには使わない方がいいです。
蜂を寄せ付けてしまう香り
- シトロネラ(シトロネラ・ジャワ)
- ゼラニウム
- レモングラス
- リトセア(リツエアクベバ)
これらの精油は、蜂のフェロモンと同じ成分を含むので蜂が寄ってきてしまいます。
ということは、「蚊も蜂もよけたい」ときに使える精油は、消去法でいくとこれだけになります。
- ユーカリ・レモン
- ペパーミント、ハッカ油
使う場所や目的によって精油を選んでみてくださいね。
蚊が嫌いなアロマで虫よけスプレーを手作り
今回紹介する虫よけスプレーは、みるふるの経験上、精油の濃度をものすごく高くしているので、お肌にはつけず必ず服にスプレーしてください!!
虫よけスプレーの材料
材料はつぎのとおりです。(50ml・10%濃度)
- 蚊が嫌いな精油…100滴
- 無水エタノール…40ml
- 精製水…10ml
- アルコール対応スプレー容器
材料や道具についてはこちらに詳しく書いています。
虫よけスプレーの作り方
次の順番で作っていきましょう。
- スプレー容器に精油を合計100滴入れ軽く混ぜる
- ①に無水エタノールを40ml入れ、精油と無水エタノールをよく混ぜる
- 精製水10mlを加えよく混ぜる
スプレー容器に精油を合計100滴入れ、軽く振って混ぜます。
スプレー容器に無水エタノールを40ml入れ、ノズルを閉めてよーく振ります。
ノズルを開けて、精製水10ml(スプレー容器の上部まで)を加え、再びノズルを閉めてよーく振ります。
出来上がり
衣類全体にスプレーします。肌にはスプレーしません。
手作り虫よけスプレーの注意点
手作り虫よけスプレーには注意点があります。
- 肌ではなく服にスプレーする
- シミになっていい服にだけスプレーする
- 2週間以内に使い切る
今回のレシピは濃度がものすごく高いので、肌にスプレーするとヒリヒリするかもしれないので、服にだけにしてください。
しかし、服もシミになるかもしれないので、シミになってもいい服にスプレーしましょう。
また、天然素材だけで作ったスプレーはなるべく早く(2週間以内)に使い切りましょう。
時間がたちすぎると「ただの香りにいいスプレー」なってしまうかも。
子どもにはハーブウォーターがおすすめ
子どもにはこんなに高い濃度のスプレーもおすすめできないので、濃度を1%にしましょう。
50mlの1%の精油は10滴です。
でも、子どもは嗅覚がとっても敏感なので、1%でも嫌がるかもしれません。
そんなときはハーブウォーターをおすすめします。
ハーブウォーターとは精油を抽出するときにとれる副産物で、作用も香りもやさしく化粧水として使えるものです。
ハーブウォーターの中で、ユーカリ・レモンウォーター、レモングラスウォーターは、濃度は低いですが蚊が嫌いな成分を含んでいるので、やさしい虫よけスプレーとして使えます。
肌に直接スプレーしてもいいので、蚊に刺された後の痒み止めスプレーとしても使えてとても便利です。
香りはすぐにとぶので何回もつけ直しましょう。
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アロマの虫除けスプレーで蚊から守ろう
蚊が嫌いな精油はいくつかありますが、同時に蜂が好きなものもあるので、使うシチュエーションによって決めるといいですね。
ペパーミント精油は禁忌があるので、使っていい人なのか確認しましょう。
アロマの香りで楽しく虫よけできるといいですね♪