この記事は「風邪の時に使いたいアロマ」を紹介しています。
喉が痛いけど病院に行くほどでもない、でも放っておいたら明日にはひどくなっていそう。
アロマテラピーは、そんな風邪の引き始めや予防にすごく役にたちます。
アロマテラピーを駆使して、ぜひ風邪の季節を乗り切りましょう。
この記事でわかること
- 風邪の時に使いたいアロマ3選
- 風邪の予防や喉が痛い時の使い方
風邪の時に使いたいアロマ3選
風邪対策に使える精油はたくさんありますが、アロマ初心者の人が多く読まれていることを想定して、今回はこの3本に絞ります。
- ラヴィンツァラ
- ユーカリ・ラディアタ
- ティートゥリー
この3本がおすめの理由はつぎのとおりです。
- 呼吸器系のトラブルへの作用がある
- 免疫アップ
- 抗ウイルス作用に優れている
- お手頃価格
香りもスッキリしていて子供から高齢の方まで使いやすいです。
3本の違いは詳しくはいろいろありますが、風邪や呼吸器のトラブルに関しては、だいたい同じような作用なので好きな香りを選びましょう。
ラヴィンツァラ
ラヴィンツァラは1,8シネオールという成分を多く含み、風邪の季節にぴったりな精油です。
1,8シネオールは、免疫アップや炎症を抑える作用があり、これを多く含む精油は風邪の季節によく使われます。
その精油の中でもラヴィンツァラは免疫アップがダントツなのです。
子供から高齢の方まで安心して使えるやさしい精油なので、「ちょっと喉が痛い気がする」時からウイルス対策にぜひ使ってほしい精油です。
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・ラディアタは、痰や鼻水を出す作用にすぐれ、ラヴィンツァラと同じく1,8シネオールという成分を多く含む精油です。
市販されているヴィックスヴェポラップに「ユーカリ油」が使用されていることは有名ですね。
ユーカリ・ラディアタもやさしい精油なので、子供から高齢の方まで安心して使えます。
ユーカリには数種類あります
- ユーカリ・ラディアタ
- ユーカリ・グロブルス
- ユーカリ・レモン
- ユーカリ・ディベス など
ここでご紹介しているのは「ユーカリ・ラディアタ」なので、間違えないように気をつけてください。
ティートゥリー
あらゆる場面で活躍してくれるティートゥリーですが、風邪の季節にもお役立ちな精油です。
抗ウイルス作用、免疫アップ、呼吸器系のトラブルに役にたちます。
お肌につける場合は皮膚に刺激を感じることがあるので、3歳未満のお子さんや敏感肌の人は低い濃度で使用することをおすすめします。
風邪のシチュエーション別アロマの使い方
では実際に、ラヴィンツァラ、ユーカリ・ラディアタ、ティートゥリーを使ってどのように予防や対策をするのか紹介していきます。
【予防】ディフューザーでお部屋に拡散
風邪やインフルエンザが流行る季節になったら、ラヴィンツァラ、ユーカリ・ラディアタ、ティートゥリーを、ディフューザーでお部屋に拡散させましょう。
これらの精油は、抗ウイルス作用があると同時に揮発しやすいので、空気中に漂ってくれてウイルスの力を弱めやすいです。
免疫アップも期待できるので、香りを嗅ぐだけで風邪対策にもなります。
さらに柑橘系の精油は空気清浄作用もあるので、風邪の季節にもぴったりです。
ディフューザーをどれを選べばいいかはこちらに詳しく書いています。
【予防】アロマバスソルトで免疫アップを
風邪の予防にはゆったりお風呂に入って免疫を高めることも大切ですね。
お風呂には「免疫アップ」と「誘眠作用」のあるラヴィンツァラを使ったバスソルトがおすすめ!
ラヴィンツァラと一緒にお好きな精油をブレンドするといいですね。
免疫アップとぐっすり眠れるバスソルト
- ラヴィンツァラ…2滴
- ラベンダー…1滴
- バスソルト…10g
バスソルトの詳しい作り方はこの記事を参考にしてください。
【予防・鼻づまり】マスクに垂らす・スプレーする
風邪の予防や鼻づまりには、精油をマスクの外側に垂らしたり、マスク用スプレーをするのもいいですよ。
精油をマスクの外側や、市販のマスク用のシールに1滴垂らします。
マスク用のスプレーを作っておけば、直接垂らすより香りが強くなくおすすめです。
マスク用スプレーのレシピ
- ラヴィンツァラ…4滴
- ユーカリ・ラディアタ…3滴
- ティートゥリー…3滴
- 無水エタノール…10ml
- 精製水…40ml
マスク用スプレーについてはこちらの記事も参考にしてください。
また、「マスク用スプレーを作るのがめんどう」「精油や材料をそろえるのが大変」という人は、アロマメーカーが作ったマスク用スプレーを使うのもお手軽でいいですよ。
人気のアロママスクスプレー【フレーバーライフ】
鼻がスッキリする精油をブレンドしたアロマ付のマスククリップもあります。
【予防・鼻づまり】香りの小瓶を持ち歩く
マスクに香りをつけるのが苦手な人や、職場でつけられる状況でない人は、精油をコットンに1,2滴垂らしたものを小瓶に入れておくといいですよ。
外出先でも、ちょっとした休憩時間に香りを嗅ぐことで、鼻や喉の粘膜に精油の成分を送ることができます。
ずっと嗅ぎ続けなくても、ちょこちょこ嗅ぐだけでも効果が期待できます。
【予防】アロマ抗菌スプレー
外出先で使えるアロマ抗菌スプレーを作るのもおすすめです。
消毒用のアルコールに抗ウイルス作用のある精油をまぜるだけで、かんたんにできます。
かんたん抗菌アロマスプレー
- 消毒用アルコール…10ml
- ティートゥリー…2滴
- ガラススプレー容器
外出先の手の消毒に大活躍です。
【喉の痛み・咳・鼻づまり】吸入(アロマスチーム)
喉に痛みを感じたり、咳が出る、鼻が詰まっているときは、吸入をやってみましょう。
精油の成分が鼻や喉の粘膜に作用します。
やり方はつぎのとおりです。
お湯を入れたマグカップに精油を1、2滴垂らす
手でマグカップをおおって、湯気を鼻から大きく何度も吸い込む
※目にしみることもあるので、閉じて吸い込みましょう。
【喉の痛み】うがい
精油を入れた水でうがいをするもの効果的です。
ただし、水と精油は混ざらないので、精油が喉の粘膜に直接付くと危険です。
なので、精油を無水エタノールに溶かしてから、水に入れるようにしましょう。
- 無水エタノール…小さじ半分くらい
- 精油…1滴
- 水…50~100ml
上から順番によく混ぜてうがいをする
【喉の痛み・咳】ジェルやオイル
喉が痛い時や咳が出る時は、精油をジェルやオイルに混ぜて喉や胸に塗りましょう。
喉の痛み
- ティートゥリー…3滴
- ユーカリ・ラディアタ…3滴
- ジェル基材…10g
咳が出る
- ユーカリ・ラディアタ…3滴
- ラヴィンツァラ…3滴
- ジェル基材…10g
作り方は、ジェル基材に精油を混ぜるだけです。
ジェル基材をホホバオイル10mlに替えてもOKです。
喉周りに塗るため、初めて使う人や小さいお子さんは目がショバショバすることがあるので、2滴から始めてみましょう。
2週間以内に使い切ってください。
あくまで応急処置なので、熱が出たり長引くようなら必ず病院に行ってくださいね!!アロマで治そうと思わないように
風邪の季節のブレンドを作っておくと便利
ラヴィンツァラ、ユーカリ・ラディアタ、ティートゥリーを好きな割合でブレンドしたものを作っておくと便利です。
単品でも3本全部でも、お好みで遮光瓶に入れていきましょう。
風邪の季節のアロマブレンド
ドロッパー付きの5mlの遮光瓶に入れていく
- ラヴィンツァラ…20滴
- ユーカリ・ラディアタ…20滴
- ティートゥリー…10滴
このブレンドは一例ですので、あなたの好きな割合で作ってくださいね。
このブレンドを作っておくと、ディフューザー、スプレー、マスク、小瓶などにすぐに使えて重宝します。
アロマで楽しく風邪の季節を乗り切ろう
風邪の時に使いたいアロマはいろいろありますが、「ラヴィンツァラ」「ユーカリ・ラディアタ」「ティートゥリー」の3つが使いやすいです。
予防から風邪っぽい時まで、アロマテラピーをたくさん活用してくださいね。
ただし、アロマテラピーは医療ではないので、あくまで補助的に使いましょう。
どこの精油を使えばいいか迷う人は、こちらのメーカーがお手ごろなのに品質がよくておすすめです。