この記事では「旺盛すぎて困る食欲を抑えるアロマ」についてご紹介します。
さっきごはん食べたばかりなのに、またお腹がすいてしまう…
食べても食べてもお腹がすく…
え、私だけじゃないですよね?
食べても体重増加しないなら何の問題もないですが、ほとんどの場合は食べた分だけしっかり体重増加しているのではないでしょうか。
中年になると体重の増加は健康の面からも心配ですよね。
そんな時は
「食欲を抑えるアロマ」を嗅いでみましょう!
と言っても、わたしが考える「食欲を抑えるアロマ」とは
のことです。 交感神経を優位にするアロマ
実はわたしは「食欲を抑える働きをするアロマ」というものを知りません。
(よく他のサイトには載ってますが、私は根拠重視なため…)
ただ、食欲が出すぎてしまう原因を解消することで、食欲を抑えるということはできます。
その中でもアロマで対処できそうなのが「交感神経を優位にするアロマを嗅ぐことで、食欲を抑える」という方法です。
この記事でわかること
交感神経を優位にするアロマを嗅ぐことで食欲を抑える方法
食欲を抑えるアロマの考え方
副交感神経が優位になると食欲が増す
人の体はリラックスすると食欲が出るようになっています。
そこには自律神経が深く関わっています。
(自律神経には交感神経と副交感神経があります)
副交感神経=リラックスさせる神経
交感神経=活動させる神経
副交感神経という、リラックスさせる神経が優位な時というのは
消化酵素がたくさん出て
消化器官の活動が活発になるので
→食欲が増します。
「ウェルカムごはん
」の状態です。逆に交感神経が優位な時は、原始時代で言うと獲物を狙っている時で、筋力などにエネルギーを使う必要があります。
ごはんを食べるためにエネルギーを使っている場合ではありません。
筋力などにエネルギを使うので
消化酵素や消化器官の働きは弱まり
→食欲が減ります。
ということから、食べ過ぎてしまう方は日ごろから
副交感神経が優位になっている
その分、交感神経の働きが弱くなっている
という状態なことが一つの原因だと考えられます。
その場合は、「交感神経を優位にすることで食欲を抑えることができる」ということです。
そこでアロマで出来ることは「交感神経を優位にするアロマを嗅ぐ」ことです。
交感神経を優位にするアロマを嗅ぐと食欲が抑えられるメカニズム
交感神経を優位にするアロマを嗅ぐ
↓
脳に精油の情報が伝わる
↓
脳から自律神経に「交感神経を活発にして」と命令が行く
↓
消化器官や消化酵素の働きが抑えられる
↓
食欲が抑えられる
食欲が増す原因は他にも
副交感神経が優位になること以外にも食欲が増してしまう原因はあります。
食欲が出すぎる原因
- ニセの食欲に騙される
- 睡眠不足
他にもあるかもしれませんが、私が知っているのはこの2つです。
ニセの食欲に騙される
美味しいものを食べると幸せ物質の「セロトニン」が分泌されます。
それを脳が「美味しいものを食べたら幸せ」だと覚えてしまいます。
通常は、体の血糖値が下がると、脳から「お腹がすいたので食べて」と指令がでます。
しかし、脳がニセの食欲に騙されて、血糖値が下がっていなくても「食べたい」と思ってしまうのです。
睡眠不足が食欲を増す
睡眠不足はホルモンの関係で食欲が増すと言われています。
「睡眠時間が短くなると、レプチン(食欲抑制ホルモン)の分泌が低下して、グレリン(食欲増進ホルモン)の分泌が増えることが示されています。
つまり、睡眠時間が短いと食欲に関するホルモンのバランスが乱れて食欲が増進してしまい、肥満につながりやすいと考えられます。」
引用:武田薬品工業株式会社
これらの原因はアロマで対処するのはちょっと難しいかなぁと思いますが、このような原因があることも知っておくといいですね。
交感神経をアップすることで食欲を抑える精油をご紹介
このブログで考える「食欲を抑えるアロマ」とは、「交感神経を優位にする精油」のことです。
その中でも芳香浴におススメの精油をご紹介します。
交感神経を優位にする&芳香浴に向いている精油
- グレープフルーツ、レモンなどの柑橘の精油
- ローズマリー・シネオール
- ユーカリ・ラディアタ、ユーカリ・グロブルス
- ラヴィンツァラ
- ローレル
- アカマツヨーロッパ
- サイプレス
- ジュニパー
- ティートゥリー
- フランキンセンス
など
成分で言うと、「酸化物類(オキサイド)」「モノテルペン炭化水素類」を多く含む精油です。
(精油に成分分析表がある場合、見てみてください)
香りを嗅ぐので「好きな香り」であることは第一条件です!
もし、この中にお好きな精油がなかったら、あなたの食欲は「副交感神経が優位になっていること」が原因ではないのかもしれません。
その場合は無理に使わないようにしましょう。
アロマを嗅いで過剰な食欲を抑えよう
交感神経を優位にして、出すぎる食欲を抑えるアロマの使い方は「香りを嗅ぐ」だけでOKです。
ただ精油1本の単品使いよりも、数種類ブレンドした方が香りが良くなりますので、精油を数種類混ぜてみるといいですよ。
好きな香りを数種類ブレンドしてみよう
好きな精油を数種類ブレンドした「ブレンドエッセンシャルオイル」を作っておくと便利です。
ブレンドエッセンシャルオイルの作り方
遮光瓶に
今回紹介した中でお好きな精油を
好きな配分で入れて混ぜるだけ
例えば
- ローズマリー・シネオール…20滴
- レモン…30滴
この組み合わせは、集中力アップのために作ったブレンドなのですが、交感神経がアップするからか、過剰な食欲は少なくなりました。
アロマで集中力アップ!おすすめブレンドで在宅ワークや勉強の効率アップに
交感神経を優位にする精油の使い方
使い方は「香りを嗅ぐ」のみですが、嗅ぐ方法もいろいろあるので、お好みの方法で嗅いでください(^^)
- ディフューザーでお部屋に香らせる
- アロマストーンやティッシュにたらして嗅ぐ
- アロマの小瓶
- 手軽に使えるアロマスプレーにして手軽に使う
ディフューザーでお部屋に香らせる
ディフューザーやアロマランプなどがあれば、お部屋全体に香りを広げられます。
活動スイッチを入れたい朝のスタートにもおすすめです。
アロマ歴14年の著者が選ぶアロマディフューザー!おすすめはどれ?メリット、デメリットもご紹介。
アロマストーンやティッシュにたらして嗅ぐ
わたしが常日頃やっている方法がティッシュに垂らす方法です。
ティッシュだとフガフガ嗅ぐことができます笑
アロマストーンに垂らして机の上に置いておくと、ほのかに香りが広がります。
アロマの小瓶
外出先で香りを嗅ぎたい時は、アロマの小瓶もおすすめです。
コットンに1,2滴精油を垂らし、それを小瓶に入れるだけ。
外出先で蓋を開けて香りを嗅ぐことができます。
精油の瓶を持ち歩くより安全です。
精油の瓶は通常立てて保存します。
理由は、精油がドロッパーに長時間付くことによって、ドロッパーが溶ける可能性があるからです。
持ち歩くと横になったり逆さまになったりするので、精油がドロッパーに長時間付く可能性があり、携帯には向かないのです。
午前中に嗅ぐとより効果的
今回ご紹介した「交感神経を優位にする」精油は、午前中に使いたい精油です。
交感神経を優位にしたいのは午前中だからです。
夜は体のリズム的に副交感神経のほうを優位にしたいので、わざわざ嗅がなくてもいいかなと思います。
夜に交感神経をアップさせると眠れなくなる可能性がありますしね。
アロマで食べすぎを抑えて健康に!
常にリラックスした状態だと、体の仕組みとしてどうしても食欲が出すぎてしまいます。
なので「交感神経を優位にするアロマ」を嗅ぐことで食欲を抑えます。
今回ご紹介した香りの中に好きな香りがあれば、ぜひ嗅いでみてください!
今回ご紹介した精油で好きな香りがないのであれば、体がリラックスしすぎていることが原因ではないのかもしれません。
その場合は無理に嗅がないようにしましょう。
アロマの他にも「運動」「睡眠」「ストレス解消」も大切です。
それらも実践した上で、ぜひアロマの力も借りてみてくださいね^^