この記事では、風邪の季節におすすめなラヴィンツァラ精油の効能や使い方について紹介していきますね。
ラヴィンツァラ精油の基本情報
精油名 | ラヴィンツァラ(メーカーによる) |
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学名 | Cinnamomum camphora CT (Cineole) |
科名 | クスノキ科 |
抽出部位 | 葉付き小枝(メーカーによる) |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
産地 | マダカスカル |
主な成分 | 1,8シネオール、その他 |
ノート | トップノート |
禁忌がなくて使いやすい精油
ラヴィンツァラは決められた使用方法を守れば、禁忌や注意点はありません。
決められた使用方法とは、精油を飲んだり原液を皮膚につけたりしないこと、肌に塗る場合は薄めて使うことなどです。
ラヴィンツァラの効果・効能とおすすめの使い方
ラヴィンツァラ精油の主な効能は次のとおりです。
主な作用
- 免疫アップ
- 抗ウイルス
- 呼吸器系のトラブル
- 神経を元気にする
- 眠りやすくする
冬には1本持っていたい精油です。
ウイルスや風邪の季節に大活躍!
ラヴィンツァラ精油の作用は、「免疫アップ」「抗ウイルス」「呼吸器系のトラブル」など、風邪の季節にぴったりなんです!
ラヴィンツァラ1本でなく、ほかの精油とブレンドするのであれば、同じような作用のある「ユーカリ・ラディアタ」「ティートゥリー」「ローズマリー・シネオール」「ローレル」などがおすすめです。
まずはかんたんな使い方から試してみましょう。
①ディフューザーでお部屋に香りを広げる
一番かんたんなウイルス対策は、アロマディフューザーやアロマランプなどでラヴィンツァラ精油をお部屋に香らせる方法です。
ラヴィンツァラの精油を空気中に拡散させることで、ウイルスの働きを弱めることが期待できます。
②バスソルトをつくってお風呂で免疫アップ
バスソルトにラヴィンツァラ精油を入れて、免疫アップをはかってみましょう。
ラヴィンツァラには眠りやすくなる作用もあるので、免疫アップと同時にぐっすりと眠りにつくお手伝いもしてくれます。
バスソルトの作り方はこちらを参考にしてください。
③マスク用のスプレーを作る
ラヴィンツァラでマスク用のアロマスプレーを作ってみましょう。
マスクの外側にスプレーすることにより、マスクについたウイルスの働きを弱めたり、免疫アップも期待できます。
アロマスプレーの作り方はこちらを参考にしてください。
風邪の季節におすすめなアロマについてはこちらにも詳しく書いています。
咳や喉の痛みに
ラヴィンツァラ精油は、気管支を拡張したり痰を出しやすくしたりなど、呼吸器系のトラブルにも役にたちます。
①アロマスチームを吸い込む
「喉が痛い時」「咳が止まらない時」「鼻づまり」
こんな時は、アロマスチームがおすすめです。
やりかたは、まずマグカップにお湯を入れ、そこにラヴィンツァラを1,2滴たらします。
目を閉じて、両手でマグカップを覆いながら蒸気を吸い込みます。
②喉が痛いときはジェルやオイルを塗る
ラヴィンツァラを入れたジェルやオイルをつくり、喉や胸に塗ります。
これも早いほうがいいので、「喉の痛みを感じたら」「咳が出始めたら」すぐに喉や胸に塗りましょう。
ジェルの作り方はこちらに書いてます。
眠れない時にもおすすめ
ラヴィンツァラは神経を活性化させると同時に、眠りやすくなる作用もある不思議な精油です。
ラヴィンツァラ精油が好きな場合にのみ、眠れない時に香りを嗅ぐといいですよ。
眠れないときのおすすめの使いかた
- ディフューザーやアロマランプでお部屋に拡散させる
- 枕元のアロマストーンに垂らす
- 枕カバーなどにラヴィンツァラで作ったアロマスプレーをふきかける
- ラヴィンツァラ入りのバスソルトでお風呂に入る
落ち込み・ストレス・不安
ラヴィンツァラは落ち込みやストレス、不安を和らげてくれます。
ラヴィンツァラは似た名前の精油もあり、混乱するかもしれません。
ラヴィンツァラとラベンサラの違い
ラヴィンツァラという名前の精油については、けっこうややこしい説明がいります。
「ラヴィンツァラ」は以前は「ラベンサラ」(学名「Ravensara aromatica」)という名前で販売されていました。
しかし「ラベンサラ」(学名「Ravensara aromatica」)という名称で販売されていた精油が、実は「ラヴィンツァラ」(学名「Cinnamomum camphora」)から採れた精油であることがわかりました。
ですので現在は「ラヴィンツァラ」に統一されて、以前の「ラベンサラ」は現在の「ラヴィンツァラ」のこと、ということになります。
そして現在の「ラベンサラ」(学名「Ravensara aromatica」)は、ラヴィンツァラとは全く違う植物であるということです。
現在のラヴィンツァラの学名は「Cinnamomum camphora」、現在のラベンサラの学名は「Ravensara aromatica」で、植物も成分も全く違うもの、ということを理解しておけば大丈夫です。
そこで間違わずにラヴィンツァラを購入するポイントとして、学名を確認することをおすすめします。
「ラベンサラ」と書いてあっても学名が「Cinnamomum camphora」であれば、ラヴィンツァラのことなのです。
成分も確認しよう
でもですね、精油名「ラベンサラ」(学名「Ravensara aromatica」)で販売されているのに、成分はラヴィンツァラという精油があるらしいです。
そこで、可能であれば成分を確認しましょう。
、「1,8シネオール」を最も多く含む精油であれば、「ラベンサラ」(学名「Ravensara aromatica」)で販売されていても「ラヴィンツァラ」だと判断します。
しかし、「リモネン」が最も多く含まれるのであれば、名前の通り「ラベンサラ」(学名「Ravensara aromatica」)のことです。
ややこしいことにケモタイプの精油
さらにラヴィンツァラ精油がややこしいことに、ケモタイプ精油であるということです。
ケモタイプとは、植物の学名が同じで見た目も全く同じなのに、精油の成分が全然違うという精油のことをいいます。
ラヴィンツァラは主にマダカスカル産の植物から抽出され、主な成分は「1,8シネオール」です。
「クスノキ」「樟脳の木」と呼ばれている植物です。
これらも学名は「Cinnamomum camphora」ですが、主な成分は「カンファー」という成分です。
それから同じ学名「Cinnamomum camphora」で、木の部分から採れる精油に「ホーウッド」があります。
ラヴィンツァラは葉付き小枝や葉から採れ、木の部分から採れるホーウッドとはまた成分が違います。
ホーウッドはリナロールという成分が主で、学名は「Cinnamomum camphora CT(Linalool」です。
じゃあ、ラヴィンツァラ精油を間違えずに買うにはどうすれば?ということを紹介します。
ラヴィンツァラ購入のポイント
とってもややこしいラヴィンツァラ精油ですが、購入するときは以下の点を抑えていれば大丈夫です。
- 学名「Cinnamomum camphora CT(Cineole)」
- マダカスカル産
- 葉付き小枝や葉から採れる
- 最も多く含まれる成分は「1,8シネオール」
- アロマ専門店で購入する
「ここなら安心」という精油をご紹介しておきますので、参考にしてくださいね。
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ラヴィンツァラは禁忌もなく使いやすい精油
ラヴィンツァラは呼び方がさまざまだったりケモタイプであったりと、選ぶ時にややこしい精油ではありますが、アロマ専門店で購入すれば間違いないです。
お子さんから高齢の方まで、風邪やウイルス対策、呼吸器系のトラブル、寝付けない時、ストレスや不安な時など、安心して使える精油です。
もちろん病院に行くことは前提として、ラヴィンツァラの香りが好きだったら、ぜひサブ的に活用してみましょう。