鼻水がダラダラ出るのもつらいけど、鼻づまりで息ができないと眠れなくてもっとつらいですよね(>_<)
風邪が原因の鼻づまりは治るのを待つしかないのですが、眠れないのはつらいので少しでもどうにかしたいものですよね。
そこでわたしが頼ったのがアロマテラピーです。
精油には鼻づまりをやわらげるとされるものがいくつかあります。
この記事ではアロマテラピーで鼻づまりを少しでもやわらげる方法を、わたしの実践編とともに紹介します。
鼻づまりにおすすめの精油 | 使いやすいのはこの4本
一般に鼻づまりは、ウイルス感染やアレルギーなどによって鼻の粘膜が腫れて引き起こされるといわれています。
そのため、つぎのような作用をもつ精油が役に立つと思われます。
- 粘液を溶かしたり出したりする作用
- 鼻の炎症をやわらげる作用
そのなかでもとくに鼻づまりに効果的とされている精油はつぎのとおりです。
鼻づまりにおすすめの精油
- ティートゥリー
- ユーカリ・ラディアタ
- ラヴィンツァラ
- ペパーミント
ティートゥリー
ティートゥリー精油は呼吸器系のトラブル全般によく使われます。
うっ滞をのぞく作用や抗炎症作用もあり、鼻づまりをやわらげるのに役立つ精油です。
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・ラディアタも鼻づまりのときに役に立つ精油です。
抗カタル作用(鼻の炎症による粘液を溶かし出す)や呼吸器のうっ血をのぞく作用にすぐれていて、鼻づまりをやわらげます。
ユーカリ・グロブルスも同じような作用ですが、ラディアタのほうが小さな子どもにも使いやすいです。
ラヴィンツァラ
ユーカリ・ラディアタと成分が似ていますが、誘眠作用があるので夜に寝つけないことがセットになっている鼻づまりにはとってもおすすめです。
ユーカリ・ラディアタとともに小さな子どもにも安心して使えます。
ペパーミント
ペパーミントは鼻のうっ血をとりのぞいたり、粘液を溶かす作用があります。
スーッとする香りも手伝って鼻づまりをやわらげる精油です。
持っていたら使ってほしい精油
つぎに紹介する精油は、粘液を溶かす作用があり鼻づまりにも役立ちます。
- ユーカリ・ディベス
- ラベンダー・スピカ
- ローズマリー・カンファー
注意したいのが
「ユーカリだけどユーカリ・ラディアタじゃない」
「ラベンダーだけどいつものあのラベンダーじゃない」
「ローズマリーだけど集中力アップのローズマリーじゃない」ことです。
そして、この3つは香りを嗅ぐより、キャリアオイルに混ぜて塗ったほうがいい効果をもたらします。
ただ、この3本もペパーミント同様、妊産婦と乳幼児にわざわざ使わないほうがいいです。
では、これらの精油をどのように使えばいいか紹介しますね。
鼻づまりを解消するアロマの使い方
鼻づまりをやわらげる精油の使い方はつぎのようなものがあります。
鼻づまりにおすすめの使い方
- 香りを嗅ぐ
- 蒸気を吸い込む
- マスク用スプレー
- ジェルやオイルに混ぜてぬる
ディフューザーで香りをお部屋に広げるだけでもいいです。
そして嗅ぐだけの場合、鼻がつまってるのに意味があるのかなぁ?と疑問を持ちながら嗅いでました(笑)
また、精油は薬ではないのであくまでその場しのぎとして使って、ひどくなったら必ず病院へ行ってくださいね。
まずはかんたんな方法からやってみましょう。
ティッシュに垂らしてひたすら嗅ぐ
一番かんたんな方法は、ティッシュに垂らしてひたすら嗅ぐことです。
のどの痛みは治まったけど、鼻水が止まりません。そんなときはユーカリ・ラディアタやティートゥリー精油をティッシュに垂らして吸い込みます。でも鼻が詰まってるから香りはしないし、香りの成分も鼻の奥に行ってないんじゃ…なんて思いつつ、今日も鼻水と格闘します。
— みるふる@アロマの保健室 (@millefle) February 12, 2024
でも、何もしないよりはいいのかなぁと。
蒸気を吸い込む
蒸気を吸い込む吸入もおすすめです。
吸入のしかた
- マグカップにお湯をはる
- 精油を1、2滴たらす
- 手でおおいながら目をつむって鼻から蒸気を吸い込む
蒸気がでなくなるまで何度も吸い込みましょう。
マスク用スプレーを作る
外出先でも使えるマスク用スプレーを作っておくのもいいですね。
マスク用スプレー
- 無水エタノール…10ml
- 精油…6滴
- 精製水…20ml
- スプレー容器
スプレー容器に上から順に入れて、そのつど混ぜていけばできあがり。
今回紹介した精油だと、ペパーミントを使ったとき以外はマスクの内側にスプレーしても大丈夫です。
マスク用スプレーの作り方はこちらに詳しく書いています。
ブレンドエッセンシャルオイルを作っておく
鼻づまり用に数種類の精油をブレンドした「ブレンドエッセンシャルオイル」を作っておくのもおすすめです。
作り方は、自分の好きな精油を好きな分量だけ別の瓶に入れていくだけ。
下の投稿では「ユーカリ・ラディアタ」「ティートゥリー」「ペパーミント」を10滴ずつブレンドしています。
この投稿をInstagramで見る
上の投稿画像をスライドしていくと、さらに小さく切ったムエットに1滴たらして、別の小瓶に入れて携帯用にする方法が見られます。
わたしはブレンドエッセンシャルオイルをティッシュに1滴垂らして、精油が肌につかないように折り込んでマスクの内側に忍ばせることが多いです。
(その場合もやっぱりペパーミントが入っていると肌がヒリヒリするかも)
鼻の上にぬるジェルでスッキリ
ジェル基材に精油を混ぜて鼻の上の方に塗る方法もあります。
鼻づまり用ジェル
- ジェル基材…5g
- 精油…3滴(ペパーミントは1滴まで)
今回紹介した精油でもペパーミントは肌への刺激が強いので、最大でも1滴までにしてください。
下のジェルは、のどが痛いときに作ったものですが、鼻づまりにも使えます。
朝起きたら喉が痛い😣 どうやら娘の風邪がうつったみたいです。
こんなときは早めの対処が肝心なので、弁当つくる前に喉に塗るジェルをつくりました。すごくベタベタしますが、今日はしつこく塗ります。 pic.twitter.com/AsvDNmwdIK— みるふる@アロマの保健室 (@millefle) February 9, 2024
ジェルに精油を入れた場合はしみやすいので、濃度は低めにしましょう。
ロールオンアロマで手軽にオイルをぬれる
鼻の上のほうに塗れるロールオンアロマもおすすめです。
鼻づまり用ロールオンアロマ
- ホホバオイル…5ml
- 精油…3滴(ペパーミントは1滴まで)
- ロールオンボトル
ロールオンボトルにホホバオイルと精油を混ぜてできあがりです。
(2024/11/21 11:28:35時点 楽天市場調べ-詳細)
先日のひどい鼻づまりのときは、このロールオンアロマをしょっちゅう塗っていました。
鼻づまりで2時間ほど寝つけず迎えた今朝。眠れないくらいなら、抗カタルの精油でオイル作ればよかった…。抗カタル作用は、ざっくり言うと固まってる鼻水を溶かして排出する働き。今朝も鼻づまりがひどいので、持ってる精油で鼻の上の方に塗るオイルを作り、ちょこちょこ塗ってます。 pic.twitter.com/OXVvEpvCq4
— みるふる@アロマの保健室 (@millefle) February 15, 2024
鼻をかみすぎてヒリヒリするならリップクリーム
鼻をかみすぎて鼻の下がヒリッヒリになるのもつらいですよね(+o+)
わたしは鼻水・鼻づまりのときは鼻の下のヒリヒリがひどいので、いつも香りのないリップクリームを塗っています。
この投稿をInstagramで見る
クリームの材料(スティックタイプ約2本分)
- 蜜蝋(ビーズワックス)…3g
- ホホバオイル…6ml
- シアバター…2g
- 精油…2滴(入れる場合のみ)
- リップクリーム容器
- 耐熱ビーカー
2本分なのは作りやすい分量だからです。
作り方は、みつろうとホホバオイル、シアバターを耐熱ビーカーに入れ湯煎で溶かします。
溶けたらスティック容器に入れ、固まるのを待つだけ。
リップクリームの作り方はこちらの記事に詳しく書いています。
鼻づまりにはアロマがお役立ち | 嗅ぐだけでOK
鼻づまりがひどいときは、今回紹介した4本の精油がおすすめです。
一番手軽な使い方は、ティッシュに1、2滴垂らして香りを嗅ぐだけです。
結局は、風邪が治らないと鼻づまりは治まりませんが、何もしないよりはいいと思います。
同じ鼻づまりでも花粉症のときにおすすめな精油は少しちがうので、つぎの記事も参考にしてください。